【AviUtl】ニコニコ用の高画質･高音質な動画を作る方法【x264guiEx】

追記（2016年12月8日）：

2016年12月8日現在、「一般会員」を含む全会員が「新仕様」に変更になったため、このページは無価値となりました。

AviUtlでニコ動に動画を投稿したい人は、以下ページをご覧ください。

追記（2016年10月27日）：

2016年10月27日現在、ニコニコでは、

という風に、「プレミアム会員」と「一般会員」によって、投稿の仕様が変わっています。

この記事に書いてある方法は「旧仕様」についてです。(つまり「一般会員」のことについてです）

「新仕様」については以下ページをご覧ください。

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AviUtlを使用して、ニコニコ動画投稿用の（高画質・高音質な）動画を作る（エンコードする）方法について紹介します。

この記事で紹介する方法でエンコすれば、「ビットレート」などの”動画の専門用語”を理解せずとも簡単にエンコード可能です。

ニコニコ動画の推奨動画仕様

ニコニコ動画の動画投稿仕様を全く知らない人は、まず以下記事から見るの推奨です。

別に見なくてもエンコは出来ますが、「これからニコニコで動画を投稿していくぜ！」という人は知っておいた方が良いです。

AviUtlでニコニコの仕様に合った動画を出力するには、「x264guiEx」という出力プラグインを使用します。（MP4（H.264・AAC）でエンコ出来る）

このプラグイン以外で出力した動画でも投稿する事は可能ですが、ニコニコ側で再エンコードされてしまうので画質・音質共に最悪になってしまいます。

昔主流だったFLV（VP6・MP3）を使用しても、ニコニコ側で再エンコされる事はありませんが、画質は悪いし設定も面倒だしエンコも遅いし、今はもう使う価値がありません。

x264guiExを入れてない人は、以下記事を参考にして導入して下さい。

手順的には以下の様な感じです。（x264guiExは導入済みとして書きます）

（AviUtlにて動画編集を完了させる）
「ファイル」→「プラグイン出力」→「拡張 x264 出力(GUI) Ex」を開く
「ビデオ圧縮」を開く
上にある「プロファイル」からニコニコ関連のプロファイルを選ぶ
- 一般会員なら[ニコ動]、プレミアム会員なら[ニコ動　プレミアム]
- 「実写」とか「アニメ」は自分のエンコしたい動画に合わせる（動画の種類に合わせて「動き予測」の範囲か変更してくれたりする）
  参考：エコノミー回避とは？視聴者･投稿者が注意すべき点
元の画面に戻って「保存」を押してエンコードする
動画完成！

※エンコーダーはAAC以外のものを選ぶと、ニコニコ側で再エンコを食らってしまうので選んではいけません。

ビットレート制限とかはプロファイルのエンコ条件に加味されていますので、「エンコさえ出来れば何でも良い！」という人は本当にプロファイルを変更するだけでOKです。

画質・音質を調整したい場合は、ビットレートの項目をいじってやる必要があります。

逆に「音質はどうでも良いから、画質を極限まで上げたい！」という場合は、音声のビットレートを下げてやればOK（60kbpsとかにすれば画質はちょっと上昇しますが音質はかなり悪くなります）

ニコニコ関係のプロファイルを選択していた場合、総ビットレートが600kbpsか445bpsに収まるように設定されているので、音声ビットレートさえ変更してやれば、映像ビットレートも自動的に変更されるという事です。

また、（当たり前ですが）エコノミー回避設定でエンコする場合は、ビットレート上限が445kbpsまでなので、画質・音質を向上させたい場合は、どちらか一方を犠牲にする必要があります。（音質を上げたい場合は画質を犠牲、画質を上げたい場合は音質を犠牲）

「ニコニコの動画容量を節約したいから動画ファイルを小さくしたい！」という場合は、「上限ファイルサイズ」の値を変更してやればOKです。

（参考程度に）エコノミー回避設定（445kbps以下）で、640×360の動画を音声ビットレートを

でエンコした場合の画質の劣化の違いは以下のような感じになります。（jpg画像ですがそこは目を瞑って下さい。。）


音声ビットレート：60kbps 映像ビットレート：380kbps	音声ビットレート：120kbps 映像ビットレート：320kbps	音声ビットレート：320kbps 映像ビットレート：120kbps