解像度とは?ピクセルアスペクト比の関係について【DVD・Blu-ray・地デジ】

動画の大きさを表すパラメータには、「解像度」と「ピクセルアスペクト比」(ピクセル縦横比)と呼ばれるパラメータが存在します。

これらの違いと関係性について簡単に紹介します。

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解像度とは?

解像度_意味
出典:解像度 – Wikipedia

解像度を知らない人はいないと思いますが、一応紹介。

解像度は、「映像を構成する平面内にあるピクセル(画素)の数」の事を指します。(というか↑のサンプル画像を見て理解出来ない人は居ないですよね。。)

動画の世界では、「横✕縦px」で表すことが多いですけど、デジタルカメラとかの世界だと「解像度○○万画素」みたいに表現する事が多いです。(例えば「1600万画素」なら4000✕4000pxまでの映像・画像を撮影出来るって意味)

どちらも数が多ければ多いほど、基本的に高精細な映像になります。

よく使われる解像度の名前

よく使用される解像度には、全て名前が付けられています。

  • 640×480:SD(標準画質)
  • 1280×720:HD(ハイビジョン)
  • 1920×1080:フルHD(フルハイビジョン)
  • 3840×2160:4K UHD
  • 7680×4320:8K UHD

「SD」はDVDで使われてる解像度、「HD」は動画配信サービスとかでよく使われてる解像度、「フルHD」はテレビの解像度としてよく使われている解像度です。

最近は、4kテレビで地デジを更に綺麗に映す為に、地デジを無理やり「3840×2160」にアップコンバートする技術とか流行ってますよね。需要あるんですかね、あーゆうの。

ピクセルアスペクト比とは

ピクセルアスペクト比(1:1) ピクセルアスペクト比(2:1)
220px-PAR-1to1.svg 220px-PAR-2to1.svg

出典:ピクセルアスペクト比 – Wikipedia

「ピクセルアスペクト比」(Pixel Aspect Ratio:PAR)は、「ピクセル1つ1つの縦横比率を表す値」です。

これを設定する事で、「再生時にどれだけ動画を伸縮するか」を設定する事が出来ます。

ピクセルアスペクト比の使用例

①DVD

私達が普段観るDVDの解像度は全て「720×480」固定ですが、DVDは「16:9」のものと「4:3」のアスペクト比のものがありますよね。

これは、ピクセルアスペクト比を設定する事によって実現されているのです。

ピクセルアスペクト比_表
出典:ピクセルアスペクト比計算機 Ver.2.2

上記の表から分かるように、「16:9」の場合は、ピクセルアスペクト比を「32:27」(横長)、「4:3」の場合は、ピクセルアスペクト比を「8:9」(縦長)に設定します。

これらの値を元に変換すると、それぞれ以下のように計算出来ます。(NTSCの走査線は480固定なので、縦の解像度も480のままです)

  • 16:9の縦解像度:720 ✕ 32/27 ≒ 853
  • 4:3の縦解像度:720 ✕ 8/9 ≒ 640

つまり、「720×480」の映像をそれぞれ、「16:9」の場合は「872×480」相当まで、「4:3」の場合は「640×480」相当まで伸縮して再生するという事です。

こんな風に、ピクセルアスペクト比を変えて映像を横に拡げる事を「アナモルフィック」、逆に映像を横に縮める事を「スクイーズ」と呼びます。

アナモルフィック(図) スクイーズ(図)
アナモルフィック_仕組み スクイーズ_仕組み

アナルモルフィックは日本ではあまり呼ばないみたいですが、スクイーズはよく呼ばれます。(Wikiにも載ってます

ちなみに、テレビでは「解像度」ではなくて「走査線」という概念で考えるので、そもそもピクセルで考えるのは間違っています。

テレビの場合は、「4:3の場合、1つの走査線当り、横方向に0.9倍情報を圧縮する」みたいな感じで言うのが正確と言えます。

②地上デジタル放送

私達が普段観ている地上デジタル放送

テレビで視聴した場合の解像度は「1920×1080(16:9)」として映りますが、実は、地上デジタル放送は本来「1440×1080(4:3)」として放送されているのです。(これ知らない人結構居ると思いますけど)

つまり、テレビ放送として流す際に映像を「スクイーズ」して、一般家庭のテレビにて映像を「アナモルフィック」して再生しているわけです。(なぜこんな事をしているかと言うと、単にデータ節約の為らしいです)

なので、私達が普段観ているテレビの映像は、1920×1080な映像に比べると、横方向の情報が0.75倍少ないという事ですね。(凝視しても気づける人は居ないと思いますが)

※ちなみにBSデジタル放送は「1920×1080」として放送している(一部は1440×1080らしいけど)ので、地上デジタル放送より画質は上です(ビットレート的に言うと、地上デジタル放送は「最大17Mbps」、BSデジタル放送は「最大24Mbps」です)

③PCモニタ

パソコンのモニタは、ピクセルアスペクト比は「1:1」固定なので、「アナモルフィック」や「スクイーズ」と言った事は起きません。

「4:3」なDVDを再生しても「720×480」ですし、「16:9」なDVDを再生しても「720×480」です。

ただ、ほとんどの再生プレイヤーには、「動画に設定されているアスペクト比をパソコン上でも忠実に再現出来るようにする機能」が備わっています

そのまま再生した例(720×480な動画) 動画のアスペクト比を忠実に再現した例(縮めて4:3にしてる)
s-正常なアスペクト比率
※この動画のアスペクト比率は4:3に設定されてる
s-動画のアスペクト比を忠実に再現してしまってる例
※これが正しく再生された場合(DVDで再生したのと同じ)

例えば、MPC-HCのメニューで言うと以下の様な項目です。「縦横比を保持」にして、「縦横比を調整」→「標準」にすると動画で設定しているアスペクトに伸縮出来ます。

MPC-HC_アスペクト比

つまり、DVDの動画をPCで再生する場合は、再生プレイヤー側でこのようにきちんと設定してやらないと、意図したアスペクト比で再生されないという事です。

DVD自体のアスペクト比を間違ってオーサリングしてしまった動画でも、再生プレイヤー側で直接「4:3」や「16:9」と指定してやる事で、きちんとしたアスペクト比で再生する事が出来ます。

※DVDプレイヤーとかの場合は、「DVDのアスペクト比」に準じてアスペクト比を決定するので、オーサリング時のアスペクト比を間違ってしまうと、縦長な映像になってしまったり、横長な映像になってしまったりします。

例:WindowsDVDメーカーのアスペクト比設定画面
dvdメーカー_オプション
※こんな感じでオーサリング画面で「4:3」か「16:9」を選べるので間違えないようにする必要があります

まとめ

説明が分かりづらくて理解出来なかったかもしれませんが、「解像度」と「ピクセルアスペクト比」の説明は以上です。

まぁ、パソコンのみで扱う動画の場合は、ピクセルアスペクト比について特に意識する必要は有りません。

エンコする動画は全て、デフォの「1:1」で設定しとけばOKです。

ピクセルアスペクト比を注意しなければいけない場面としては、

  • DVDに動画をオーサリングする時
    • 「4:3」か「16:9」の正しい方を選ぶ
  • DVDの動画を再生する時
    • 通常、「DVDのアスペクト比に合わせる」みたいな設定にしとけばOKだけど、DVDのアスペクト比自体が間違ってる場合は手動で設定する
  • Blu-rayにオーサリングする前提の動画をエンコする時
    • 例えば「1440×1080」な動画をオサーリングする前提な場合は、アスペクト比を「16:9」にしてエンコしとかないと、BDを再生した時に1920×1080で再生されない(「1440×1080」で再生されてしまう)
  • Blu-rayで「1440×1080」としてオーサリングされている動画を再生するとき
    • 「DVDの動画を再生する時」と同じ理由

ってな感じです。

と言っても、Blu-rayはほぼ全て「1920×1080」なので、そんなに意識する必要は有りません。

Blu-rayの「1440×1080」っていう解像度は、地デジの番組をオーサリングする以外に、単にデータ節約的な意味で、「1920×1080」な動画を「1440×1080」にスクイーズして、再生時にアナモルフィックするみたいな用途で使う事があるらしいですけど、そんな使い方する人は多分いません。。

他にもDV-AVIとかで録画した動画ファイルとかもありますけど、今はもう廃れてるので無視してOK。

あと、何度も言いますが、パソコンのみで扱う動画の場合はピクセルアスペクト比を意識する必要は有りません

DVD・Blu-ray・地デジの動画とかが絡んでくると意識する必要がありますが、通常、意識する必要は有りません。

おわり

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コメント一覧

  1. 匿名 より:

    ピクセルアスペクト比の使用例のところw アナ「ル」モルフィックw