色々なコピーガードを解除する方法・ソフトについて紹介。
目次
コピーガードとは?
著作物を守る為に、色々なデジタル機器に使用されている”コピーを防止する為の仕組み(技術)”のこと。
例えば、DVDならCSS、BDならAACSなど。
コピーガードを解除するのは違法?
結論から言うと、違法な場合も有るし、違法じゃない場合もあります。
具体的に言うと、
- ”コピー制御”なコピーガードを解除する=違法
- ”アクセス制御”なコピーガードを解除する=違法ではない
- ”アクセス制御”なコピーガードを解除した後コピーする=違法
このようになります。
※詳しくは以下記事参照です。
⇒コピーコントロールとアクセスコントロールの違い【コピー制御・アクセス制御】
レンタルDVD・BDのコピーガードを解除すると店側にバレる?
バレません。
レンタル・市販のDVD・BDは、”読み込み専用”のディスクなので、書き換える事は不可能だからです。
コピーガードを解除する方法一覧
各コピーガード毎の解除する方法です。
AACSを解除
AACSは、BD(Blu-ray Disc)に掛けられているコピーガードです。
現状、最新のAACSを解除するには有料ソフトを使用するしか方法はありません。(AnyDVD HDとか(2016年2月24日にてSlySoftのサイト閉鎖))
フリーソフトでは、AACS v10くらいまでしか解除出来ません。
※以下記事にて解除出来るソフトを紹介してるので参考程度に。
→BDディスクのAACSを解除できるおすすめソフト4選
CSSを解除
CSSは、DVD(Digital Versatile Disc)に掛けられているコピーガードです。(DVD-Videoに使用されてるもの)
CSSについては「AACS」と違って、ほとんどのフリーソフトで解除出来てしまうので、何を使用してもOKです。
「DVD リッピング」とかで検索して出てくるソフトなら、ほとんどCSSの解除に対応してます。
※ただし、CSSは「アクセス制御」なので、解除する事自体は違法ではありませんが、コピー(リッピング)するのは違法となります。
CPRMを解除
CPRMは、DVD(Digital Versatile Disc)に掛けられている コピーガードです。(DVD-VRに使用されるもの)
※地上デジタルに移行する際に、放送自体にコピー制御をかける事になったのですが、当初DVDのCSSは完全に破られてしまっていたので、その代替となるコピー制御として開発されたのが発端です(たぶん)
あと、開発当初は「アクセス制御」のみだったのですが、途中で「アクセス制御 兼 コピー制御」に変更されました。
「CPRM Decrypter」とか「cprmdecrypter_set.zip」とかでググると幸せになれるかもしれません。
※ただし、CPRMは「コピー制御」なので解除するだけで違法となります。(アクセス制御でもありますがコピー制御でもあります)
CPPMを解除
CPPMは、音楽DVD(DVD-Audio)に使用されているコピーガードです。
「DVDAExplorer cppm」などでググると幸せになれるかもしれません。
※CPRMと同じく、CPPMも「コピー制御」なので解除するだけで違法となります。(アクセス制御でもありますがコピー制御でもあります)
Cinavia(シナビア)は、BDレコーダー・プレイヤーに使用されている音声に関するコピーガードです。
Cinevaでは、コピー制御信号(無音の音声)を音声トラックに混ぜる事で、Cinavaに対応した機器で音声を再生出来なくするというトンデモない仕組みとなっています。
例えば、「町中でスマホを使用して何かを撮影している最中に、Cinevaが含まれる音声も一緒に録音してしまった場合、その動画をBDに焼いて、Cinavia対応のBDレコーダーで再生しようとすると、コピーガードが発動して音声が再生出来ない!」という事態が起こりえるという事です。
映画の海賊版対策で実装されたコピーガードらしいですが、一般ユーザーも害を被りかねない仕様となっています。(迷惑でしかない)
Cinaviaについては、AACSと同じく「AnyHD DVD(2016年2月24日にてSlySoftのサイト閉鎖))」や「DVDFab」などの市販ソフトで解除可能です。
HDCPを解除
HDCPは、「HDMIケーブル」「DVI-Dケーブル」の著作権保護に使用されているコピーガードです。
解除する方法としては、
- HDCPを無効化するHDMI分配器(スプリッター)を使用する
- HDCPを無効化するキャプチャーボードを使用する
の2つの方法があります。
※詳しい方法については以下記事参照です。
⇒HDCPを解除してキャプチャーする方法【ビデオキャプチャー】
CGMS-A(CCI)を解除
CCIは、デジタル放送(地デジとかBS/CS放送とか)を録画した際に付加されるコピーガードです。
CCIを解除する方法はありませんが、CCIを無視する方法ならあります。
その方法を「TS抜き」と言います。
「TS抜き」は違法ではありません。
※詳しくは以下記事参照です。
⇒TS抜きとは?MULTI2とCCIの関係について【B-CASカード】
⇒録画保存(TS抜き)可能なおすすめ地デジチューナー12選
マクロビジョン・カラーストライプ
アナログなVHSテープなどに使用されているコピーガード。
録画装置が接続されている事を検出すると、映像を乱す仕組みになっています。
解除する方法としては”画像安定装置”なる装置を使用すれば、解除する事が可能です。
※以下のサイトなんかが参考になります。
→コピーガードを解除する方法(DVD)-画像安定装置