色々なコピーガードを解除する方法・ソフトについて紹介します。
コピーガードとは?
コピーガードは、著作物を守るために、色々なデジタル機器に使用されている”コピーを防止するための仕組み(技術)”のことを言います。
例えば、
- DVD → CSS
- BD → AACS
など。
コピーガードを解除するのは違法?
結論から言うと、違法な場合もあるし、違法じゃない場合もあります。
具体的に言うと、
- ”コピー制御”なコピーガードを解除する=違法
- ”アクセス制御”なコピーガードを解除する=違法ではない
- ”アクセス制御”なコピーガードを解除した後コピーする=違法
このようになります。
詳しくは以下記事を参考にしてください。
参考:コピーコントロールとアクセスコントロールの違い【コピー制御・アクセス制御】
レンタルDVD・BDのコピーガードを解除すると店側にバレる?
バレません。
レンタル・市販のDVD・BDは、”読み込み専用”のディスクなので、書き換える事は不可能だからです。
コピーガードを解除する方法一覧
各コピーガード毎の解除する方法です。
AACSを解除
AACSは、BD(Blu-ray Disc)に掛けられているコピーガードです。
現状、最新のAACSを解除するには有料ソフトを使用するしか方法はありません。(AnyDVD HDなど)
フリーソフトでは、AACS v10くらいまでしか解除できません。
以下記事にて、AACSを解除できるソフトを紹介しているので参考にしてみてください。
CSSを解除
CSSは、DVD(Digital Versatile Disc)に掛けられているコピーガードです。(DVD-Videoに使用されているもの)
CSSについては「AACS」と違って、ほとんどのフリーソフトで解除できてしまうので、何を使用してもOKです。
「DVD リッピング」とかで検索して出てくるソフトなら、ほとんどCSSの解除に対応しています。
ただし、CSSは「アクセス制御」なので、解除する事自体は違法ではありませんが、コピー(リッピング)するのは違法となります。
CPRMを解除
CPRMは、DVD(Digital Versatile Disc)に掛けられている コピーガードです。(DVD-VRに使用されるもの)
地上デジタルに移行する際に、放送自体にコピー制御をかける事になったのですが、当初DVDのCSSは完全に破られてしまっていたので、その代替となるコピー制御として開発されたのが発端です。
あと、開発当初は「アクセス制御」のみだったのですが、途中で「アクセス制御 兼 コピー制御」に変更されました。
解除方法を知りたい方は、
- 「CPRM Decrypter」
- 「cprmdecrypter_set.zip」
などのワードでググってみてください。
ただし、CPRMは「コピー制御」なので解除するだけで違法となります。(アクセス制御でもありますがコピー制御でもあるので)
CPPMを解除
CPPMは、音楽DVD(DVD-Audio)に使用されているコピーガードです。
解除方法を知りたい方は、
- 「DVDAExplorer cppm」
などのワードでググってみてください。
ただし、CPRMと同じく、CPPMも「コピー制御」なので解除するだけで違法となります。(アクセス制御でもありますがコピー制御でもあるので)
Cinaviaを解除
Cinavia(シナビア)は、BDレコーダー・プレイヤーに使用されている音声に関するコピーガードです。
Cinevaでは、コピー制御信号(無音の音声)を音声トラックに混ぜる事で、Cinavaに対応した機器で音声を再生できなくするというトンデモない仕組みとなっています。
例えば、「町中でスマホを使用して何かを撮影している最中に、Cinevaが含まれる音声も一緒に録音してしまった場合、その動画をBDに焼いて、Cinavia対応のBDレコーダーで再生しようとすると、コピーガードが発動して音声が再生できない!」という事態が起こりえるという事です。
映画の海賊版対策で実装されたコピーガードらしいですが、一般ユーザーも害を被りかねない仕様となっています。
Cinaviaについては、AACSと同じく「AnyHD DVD」や「DVDFab」などの市販ソフトで解除可能です。
HDCPを解除
HDCPは、「HDMIケーブル」「DVI-Dケーブル」の著作権保護に使用されているコピーガードです。
解除する方法としては、
- HDCPを無効化するHDMI分配器(スプリッター)を使用する
- HDCPを無効化するキャプチャーボードを使用する
の2つの方法があります。
詳しい方法については以下記事を参考にしてみてください。
参考:HDCPを解除してキャプチャーする方法【ビデオキャプチャー】
CGMS-A(CCI)を解除
CCIは、デジタル放送(地デジやBS/CS放送など)を録画した際に付加されるコピーガードです。
CCIを解除する方法はありませんが、CCIを無視する方法ならあります。
その方法を「TS抜き」と言います。
「TS抜き」は違法ではありません。
詳しくは以下記事を参考にしてみてください。
参考:TS抜きとは?MULTI2とCCIの関係について【B-CASカード】
参考:録画保存(TS抜き)可能なおすすめ地デジチューナー12選
マクロビジョン・カラーストライプ
アナログなVHSテープなどに使用されているコピーガードです。
録画装置が接続されている事を検出すると、映像を乱す仕組みになっています。
解除する方法としては”画像安定装置”なる装置を使用すれば、解除する事が可能です。
以下のサイトなどが参考になります。
このページの情報は以上です。
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