AviUtlのテキストオブジェクトで使用できる、
「制御文字」の使い方のついて紹介します。
制御文字とは?
テキストオブジェクトに、任意の文字を打ち込むことで、
- 途中から文字の大きさを変えれたり、
- 途中から文字の色を変えれたり、
- 途中から文字のフォントを変えれたり、
- 途中から文字の表示速度を変えれたり、
- 途中から文字を太字にしたり、
- 途中から文字を斜体・縁取りにしたり、
と、いろいろな文字を表現することができます。
この機能のことを「制御文字」と言います。
▲テキストオブジェクトのテキストボックスに打ち込むことで有効になります。 |
制御文字の使い方
文字色、影・縁取り色
文字色と影・縁取り色を変えるには、以下のタグで囲みます。
<#[RGB値(16進数)[,RGB値]]><#>
- 前半:文字色を16進数で指定
- 後半:縁取り色を16進数で指定(省略可能)
■例1
フォントサイズ、フォント名
フォントサイズ、フォント種類を変えるには以下のようなタグで囲みます。
<s32,メイリオ,BI>フォントサイズ32<s>
- s32:フォントサイズ(例:s64)
- メイリオ:フォント名(例:MS 明朝)
- BI:装飾(B=太字、I=斜体)
■例2
表示速度
「表示速度」を変えるには以下のようなタグで囲みます。
<r15>aaaaaaaa<r>
- r15:「表示速度」を指定する(例:r30)
■例3
待機時間
「待機時間」を変えるには以下のようなタグで囲みます。
<w15>aaaaaaaa<r>
- w15:「待機時間」を指定する(例:w30)
また、以下のように書くことで、オブジェクト内の文字数×0.5秒を待機します。
<w*0.5>aaaaaaaa<r>
- wに*を付けると、オブジェクト内の文字数を掛けた時間を待機する(例:w*2)
■例4
表示クリア
表示をクリアできる事がタグです。
<c2>
- c2:クリアする秒数を指定する(例:c4)
■例5
座標の指定
テキストの「座標」を指定することが出来るタグです。
<p20,40>
- p20:X座標を指定する
- 40:Y座標を指定する
また、座標の前にプラスマイナスを付けると相対座標表示になります。
囲みタグ → 絶対に必要ではない
例えば
AviUtlを使えば
高度な<#ff0000>動画編集<#>ができます。
という風に書くと、「動画編集」という文字だけが赤色になります。
ですが<#>を省略して
AviUtlを使えば
高度な<#ff0000>動画編集ができます。
という風に書くと、「<#ff0000>以降すべての文字を赤色にせよ」という意味になります。
このように、囲みタグは必ず必要なものではなく「囲んでいる部分だけを◯色にしたい」という場合のみ書けばOKです。
また、色を指定する際の<#ff0000>のようなタグも囲みタグとして使えます。
例えば
<#ff0000>AviUtl<#00ff00>を使えば <#0000ff>高度な動画編集ができます。
という風に<#>を省略して連続して書くこともできます。(これは#タグだけではなくて、sタグなどのタグでも言えることです)
制御文字を使用するメリット
以下のようなメリットがあります。
- 1つのテキストオブジェクトで様々な文字表現ができるのでタイムラインがすっきりする
- オシャレが文字が作れる(参考:【AviUtl】かっこいいサムネイルテキストを作るコツあれこれ)
このページの情報は以上です。
コメント
いつもお世話になっております。
「待機時間」の記述内容に直前の「表示速度」の内容が混ざっており、正確な記述になっていないように見受けられます。
修正を検討いただきたく思います。
ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。
60 80<s>
ってやったときに<s>で締めなくても変化するのですが<s>で閉じたほうが良い理由などありますか?
良ければ教えてください。
おっしゃる通り、
<s30>30
みたいに「ここから後ろはすべてサイズ30でOK!」みたいな場合は<s>で閉じる必要はないです。(閉じたほうが見栄えが良いってだけです)
逆に100<s>
<s30>30<s>
という風に、「一つのテキストの中で何度も大きさを変更するよ!」みたいな場合は、<s>で閉じる必要があります。(閉じないとそこから後ろのテキストがずっとサイズ30になってしまうので。)
手前にあるテキストを後から表示させることはできますか?
2行目のテキストが出てから1行目を表示させたいのですが…