MP3コーデック(LameACM)をパソコンにインストールする方法【Windows】

MP3コーデック(LameACM)をパソコンにインストールする方法について紹介します。

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lameACMとは?

lame」は有名なMP3エンコーダーの内の1つです。

そのlameをWindowsのソフト上から呼び出せるようにしたのが、このページで紹介する「lameACM」です。

「ACM」と言うのは、動画で言う所の「VFW」の事です。

「lameACM」をインストールすると?

「lameACM」をインストールすると、

LameACMに対応している様々ソフト(録音ソフト全般、動画編集ソフトなど)で、MP3出力が出来るようになります。

lame.exe、lame_enc.dllとの違い

lameACMは、

  • 「lame.exe」
  • 「lame_enc.dll」

などと違い、パソコンに直接インストールして使用します。

「lame.exe」「lame_enc.dll」は使用するソフトからコマンドを渡す事でエンコードします。

対して「lameACM」では、ソフトからWindows経由でエンコードするような形になります。(プログラミングで関数を呼び出すようなイメージ)

「lame.exe」「lame_enc.dll」についてはこちらのページからダウンロード出来ます。

lameACMが対応しているソフト

具体的に対応しているソフトは、

などがあります。

ただ、「lameACM」に対応しているソフトはそんなに多くないので、自分の適用させたいソフトが、どちらに対応しているかを確認してからインストールを行ったほうが良いでしょう。(「lame.exe」「lame_enc.dll」に対応している場合は、該当ソフトにこれらのファイルを放り込むだけで済みます)

例えば、「AviUtl」の場合は「lameACM」にしか対応していません。

ダウンロード

  1. このページからMP3コーデック(インストーラー付き)をダウンロードする(LAME 3.99.5 ACM codec)
    mp3ダウンロード
  2. ダウンロードフォルダを展開する(以下の様なファイル構成です)
    展開した後mp3
  • それぞれのファイルの意味
    • HOWTO Install LAME-ACM on x64.txt
      • 64bitOSでのインストールの方法
    • lame_acm.xml
      • コーデックに関するXMLファイル
    • lameACM.acm
      • コーデックの主ファイル
    • LameACM.inf
      • Windowsにインストールの方法を教えるためのファイル

インストール

インストールは使用しているOSのbit数(32bitか64bit)によって、やり方が違ってきます。(64bitの場合、少しやり方が面倒です)

OS判別
▲OSのbit数が分からない場合は、「マイコンピューター」を右クリック→「プロパティ」を選択し、出てきたウィンドウの「システムの種類」という項目欄にて確認できます。

32bitOSの場合

  1. 展開したフォルダの中にある「LameACM.inf」を右クリックし、メニューの中にある「インストール」を選択する
    infインストール

32bitOSの場合、これでインストールは終了です。あとは、きちんとインストールされているか確認して下さい。

64bitOSの場合

  1. 展開したフォルダの中にある「lame_acm.xml」「lameACM.acm」「LameACM.inf」を移動させる、適当な半角英文字のフォルダをcドライブ直下に作成し、そこに移動させる。
    ファイル移動mp3
    ここでは、「展開したフォルダ」から「c:\lame」というフォルダに移動させる事にします。(このサイトと同じにする場合は、cドライブ直下に「lame」というフォルダを新規作成して下さい)
  2. 「スタートメニュー」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」を右クリック→「管理者として実行」をクリックする
    screenshot_3061
  3. 起動したコマンドプロンプト画面で、「cd %windir%\SysWOW64」と入力しEnterキーを押します。(コマンドプロンプト上で「右クリック」→「貼り付け」でコピペできます)
    ディレクトリ移動
  4. カレントディレクトリ表示が↑のようになったら、次に「rundll32 setupapi.dll,InstallHinfSection DefaultInstall 0 C:\lame\LameACM.inf」と入力し、Enterキーを押します。(コマンドプロンプト上で「右クリック」→「貼り付け」でコピペできます)
    mp3インストール完了

これで↑のように何も表示されずに終了したらインストールは完了しています。

インストール出来ているか確認

ここでは「AviUtl」を例にして確認します。

 

AviUtlを立ち上げて、メニューの「ファイル」→「WAV出力」を選択します。

wav出力

出てきたダイアログにて、「オーディオ圧縮」を選択します。

wav出力_オーディオ圧縮

「形式」に「MPEG Layer3」(MP3)が追加されている事を確認します。

サウンドの選択_mp3

以上で完了です。お疲れ様でした。

 

 

このページの情報は以上です。

 

関連H.264コーデック「x264VFW」の使い方と設定方法

コメント

  1. HK0207 より:

    インストールに失敗しました。とでました。どうしたら直りますか?

    • めんどうくさがりのゆっくり実況 より:

      どのように失敗したのですか? また、32bitですか? それとも64bitですか?

  2. ねずみがえり より:

    64ビットWindows8.1です。

    記事の通りにlameフォルダを作り、3ファイルを移動しましたが、
    lameファイルの中に
    lame_acm.xmlもlameACM.acmも無いのでコピーできないと表示されます。
    何度も確認し、再起動もしたのですが認識してくれません。
    レジストリを変更してみましたが、コマンドプロンプト画面でcd %windir%\SysWOW64を認識してくれなくなったので元に戻(新しくインストールして上書き)しました。

    Windows>Infの中にはLameACM.infがあります。

    原因として何が考えられますでしょうか。

    • adminadmin より:

      以下のサイトで配布されているバッチファイルでインストールしてみてもダメでしょうか?(「LameACM-Install64.bat」というファイル)

      http://www.gigafree.net/media/codec/lame.html

      記事内容は、中にある「HOWTO Install LAME-ACM on x64.txt」というテキストファイルの内容を日本語訳しただけなので、何故エラーが出るかは詳細には分からないです・・・
      力になれなくて申し訳ないです。。

  3. ねずみがえり より:

    SysWOW64の中のacmがlameACM.acmになっていました。
    コピーできないと言われたのはLameACM.acmでした。

  4. ねずみがえり より:

    早々にありがとうございました。気づかず追記してしまいすみません。

  5. ねずみがえり より:

    バッチファイルありがとうございます。
    ファイルはそれぞれのところにあるのですが AviUltが認識してくれません。
    サウンドデバイスが見つからず、そこの確認はできていません。
    ともあれ、MP3コーデック(?)に関しては別の方法を考えてみます。ありがとうございました。

  6. i5-661 より:

    64ビットWindows8.1 lameACMインストール失敗について、

    私の場合、「windowsキー」+「R」キーを押し、「cmd」と入力しOKを押と、
    管理者としてコマンドプロンプトが開きませんでした。 
    なので、スタート画面からアプリ一覧を開き、コマンドプロンプトを右クリック、
    「管理者として実行」を選択、以下説明道理にインストールしました。

    ちなみに、コマンドプロンプトはペーストして実行しました。

    参考になればと思います。

    • 管理人 より:

      情報ありがとうございます。
      私が紹介していた方法では確実ではなかったみたいなので、記事修正させて頂きました。

  7. i5-661 より:

    お早い対応、ありがとうございます。
    ただ今、知人のために環境構築中で、
    ここの記事がすごく参考になっています。

    これからも、頑張ってください。

  8. 匿名 より:

    管理者として実行
    これ忘れると何しても無駄だから気おつけて

  9. 匿名 より:

    実行してみたけどwav出力しかできない
    ちゃんとmp3で出力するよう設定してるしaviutlも認識してるのに

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