AviUtlスクリプト製作者「さつき」氏が公開しているスクリプト集の「ANM1」効果についてのまとめです。
「TA」系と違って、
- テキスト
- 画像
- 動画
- カスタムオブジェクト
などの色々なオブジェクトに適用できます。
導入方法については以下記事を参考にしてください。
各効果一覧
マスクPlus
「マスク」エフェクトと似たような効果です。
本家「マスク」エフェクトと比較して、
- マスク部分の透明度を設定できる
- ライン幅を設定できる
- 「マスクの反転」が出来ない
などの違いがあります。
- 関連効果
- マスク(本家)
片側ぼかし
「境界ぼかし」エフェクトの「片側だけぼかす事ができるバージョン」です。
使用の際は、オブジェクト本体の「拡大率」を変更してしまうと効果が上手く適用されないので、オブジェクトをリサイズしたい場合は、「片側ぼかし」より後に、「基本効果」の「拡大率」「リサイズ」などのエフェクトを使用してリサイズする必要があります。
- 関連効果
- 境界ぼかし(本家)
内側シャドー
オブジェクトの内側だけに「シャドー」エフェクトを掛ける事ができる効果です。
使用するには、以下ページにあるDLページにて「extbuffer.lua」と「extbuffer_core.dll」ファイルをAviUtlフォルダに移動させる必要があります。
配布:【Aviutl】一時保存EXT + ディスプレイスメントマップ – ニコニコ動画:GINZA
また、パラメータの「拡散」を使用するには「extbuffer.lua 」をメモ帳で開いて、文字コードを 「ANSI」 で保存し直す必要があります。
- 関連効果
- シャドー(本家)
縁取りPlus
本家の「縁取り」エフェクトで「拡散」パラメータを追加した効果です。
「内側シャドー」と同じく、「extbuffer.lua」と「extbuffer_core.dll」ファイルをAviUtlフォルダに移動させる必要があります。
- 関連効果
- 縁取り(本家)
ランダム色ずれ
ランダムに「色ずれ」エフェクトが掛かる効果です。
自動方向ブラー
移動・速さに応じて自動的に方向ブラー・色ずれをかける事ができる効果です。
振動Plus
本家「振動」エフェクトに機能をプラスしたような効果です。
- 関連効果
- 振動(本家)
twitchっぽいもの
以下のエフェクトを組み合わせたような効果です。
- 色ずれ
- 振動
- シャドー
- ブラー
- グロー
- 拡大率
段階グラデーション
段階的にグラデーションを掛ける事ができるエフェクトです。
段階数を指定できます。
▲段階グラデーション | ▲グラデーション(本家) |
段階数を最大まで上げれば本家の「グラデーション」エフェクトと同等の効果になります。
- 関連効果
- グラデーション(本家)
円形並べ
「円形配置」エフェクトと似たような効果です。
「円形配置」で十分物足りる気がするので、使用する必要性がよく分かりません。
※「距離」パラメータを大きくした場合は、「基本効果」の「領域拡張」エフェクトを使用する必要があります。
- 関連効果
- 円形配置(本家)
- 円形に並んだオブジェクト(テツ氏)
- 円形並べ_レイヤー(さつき氏)
- 円形に並んだオブジェクト(テツ氏)
画像ループ2
「画像ループ」エフェクトと似た効果です。
「画像ループ」エフェクトと比較して、
- Z軸への画像ループが出来る
- コピーしたオブジェクト間の距離を指定できる
- 「画像ループ」エフェクトだと「領域拡張」を使用しないと距離を指定できない
- 各オブジェクトをX,Yに移動させる事が出来ない
などの違いがあります。
パーティクル再現
本家「パーティクル出力」オブジェクトを3D(Z軸)に対応させたバージョンです。
コインが3D的に落下してるような感じのを作れます。
ただ、「パーティクル出力」オブジェクトより機能は少し劣ります。
各辺を伸縮させる
オブジェクトの各辺を伸縮させる事ができる効果です。
アニメーション効果の「弾む」と組み合わせて「ぷるるん」とさせたりに使えるかもしれません。↓例
以下のサイトが参考になります。
あと「ループANM」効果を上手に使用しても、同じような事ができるかもしれません↓。
- 関連効果
- ループANM(さつき氏)
しきい値フィルタ
「しきい値」に応じて指定したエフェクト効果が定期的に発動します。
「設定」ボタンからエフェクト名や項目名を指定します。
伸縮登場
伸縮して登場させる事ができる効果です。
ぽよよーんと登場
「ぽよよーんと登場」と登場させる事ができる効果です。
▲0 | ▲1 | ▲2 | ▲3 | ▲4 |
分割登場-スライス
横・縦にスライスした状態で画面外から登場・退場させる事ができる効果です。
「モード」の設定を組み合わせると8種類(縦横でx2)の登場パターンがあります。
▲横 | ▲縦 | ▲縦(交互) |
シーンチェンジの「スライス」と似たような感じです。
- 関連効果
- シーンチェンジ-スライス(本家)
ロール-カメラ
オブジェクトを3D的に歪曲させる事ができるエフェクトです。
「屈折率」を最大まで上げるとロール状になります。
▲屈折率:500 | ▲屈折率:40 | ▲屈折率:20 |
- 関連効果:
- 曲面変形(ティム氏)
球体分解-カメラ
オブジェクトを3D的に歪曲させる事ができるエフェクトです。
「屈折率」を最大まで上げると球体状になります。
▲屈折率:500 | ▲屈折率:20 | ▲屈折率:0 |
- 関連効果:
- 球体(カメラ制御)(本家)
歪曲-カメラ
中心を基準にオブジェクトを3D的に歪曲させる事ができる効果です。
▲屈折率:50 | ▲屈折率:100 | ▲屈折率:150 |
- 関連効果
- ディスプレイスメントマップ(本家)
- 魚眼レンズ(テツ氏)
XYスケール
単純にX,Y軸に引き延ばす事ができる効果です。
通常、オブジェクトを引き伸ばしたり縮めたりするには、「縦横比」を変更して、「サイズ」や「拡大率」で調整するという過程を踏む必要がありますが、この効果を使用する事で1発でXY軸にそれぞれ延伸させる事ができます。
砕け散る3
「砕け散る2」の仮想バッファを指定できるバージョンです。
仮想バッファを指定できるので、他エフェクトにも対応しています。
RGB色調補正(加減算)
「拡張色調補正」とほぼ同じような効果です。
「拡張色調補正」で事足りるし、「拡張色調補正」の方が高機能なので特段使う必要はないかもしれません。(こちらの方が手軽ですが)
▲R:100 | ▲G:100 | ▲B:100 |
- 関連効果
RGB色調補正(オーバーレイ)
赤・緑・青をオーバーレイ合成させる事ができる効果です。
▲R:100 | ▲G:100 | ▲B:100 |
このページの情報は以上です。
コメント
ゆうき氏の一時保存EXT + ディスプレイスメントマップはもう公開されていないようです
どうか「extbuffer.lua」と「extbuffer_core.dll」ファイルの二次配布をして頂けませんか?
また内側シャドー、縁取りPlusらを使うための代用ができるスクリプトがあれば是非紹介していただけないでしょうか