【AviUtl】輪郭補正で動画の画質を向上させる方法【シャープ系フィルタプラグイン】

輪郭を補正する系のフィルター「シャープ系フィルタ」を使用して、画質を向上させたい人向けのまとめ。

シャープフィルタは、(基本的に)画質を追求したい人向けのフィルタなので、「観れれば何でも良いよ!」という人には無価値です。

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シャープフィルタの効果

シャープフィルタっていまいちどういう効果があるのか分からない」と思っている人が多そうなので、最初にシャープフィルタを掛けるメリットとかを紹介します。

メリット

以下、メリット。

  • 動画の輪郭がハッキリする(見易い動画になる)
    • ピンぼけした動画
    • 低画質な動画
      などに特に有効(高画質な動画にも有効)

デメリット

以下、デメリット。

  • エンコ時間が長くなる
    • フィルタ処理が加わるので当たり前
  • 大抵の場合、エンコード後のファイルサイズが大きくなってしまう
    • 設定次第では小さくできるかも・・?

ダウンロード

このページで紹介してるフィルタのダウンロードページです。

フィルター一覧

初心者におすすめなシャープフィルター一覧です。

シャープフィルタ(本家)

AviUtl本家のシャープフィルタです。
sharp-

全体的に満遍なくシャープ化するのが特徴。

▲クリック押しっぱでフィルタ適用前に切替
(分かりやすいように強めに掛けてます)

見てもらったら分かると思いますが、輪郭がハッキリする代わりに、ノイズも多くなるので、このフィルタを使用するとエンコ後のファイルサイズは大きくなりがちになります

適用する対象としては、

  • 画面が全体的にボケてる動画
  • ブロックノイズ発生しまくりなゴミ画質動画

とかに掛けると良いと思います。

拡張編集にも「シャープ」エフェクトというのが有りますが、それと効果は同じです。

アンシャープマスクMT

実写・アニメ、何にでも使える万能のシャープフィルタです。
アンシャープマスクMT

本家のシャープフィルタと比較して、”良い感じ”に輪郭をハッキリ出来るのが特徴。
(物体の境界部分に、白線を追加して境界部分をハッキリさせるような感じ※極端な例

▲クリック押しっぱでフィルタ適用前に切替
(分かりやすいように強めに掛けてます)

画質が汚い動画にも有効だし、元々画質がキレイな動画にもある程度有効。(ただし強めにかけると逆効果なので注意)

文字も見易くなるし良いとこづくめです。

適用の方法としては、

  1. 「適応量」を最大まで上げる
  2. 「範囲」や「閾値」を調整して境界部分に合わせる
  3. 「適応量」を良い感じに調整する

という風にやると誰でもキレイにできると思います。
あと、動画をリサイズ際(例えば1920×1080→1280×720など)などにも掛けると効果的です。

万能なので、とりあえずデフォルト設定で常にONにしといても良いかもしれません。

エッジレベル調整MT

エッジ自体を強調したり、エッジ周りに黒色線・白色線を追加して強調したり出来る効果。
edge-level

▲クリック押しっぱでフィルタ適用前に切替

拡大すると分かりやすいです↓。

▲クリック押しっぱでフィルタ適用前に切替(↑の拡大)

適用の方法としては、

  1. 「判定表示」にチェックを付ける
  2. 「閾値」を調整して境界部分に合わせる
    デフォ設定だとこんなん 境界に合わすとこうなる
    20160220-020539-570 20160220-020557-553
  3. 「判定表示」にチェックを外す
  4. 「特性」と「黒補正」と「白補正」を適当に弄って良い感じする

という風にやると誰でもキレイに適用できると思います。

掛ける対象としては、アップコンバートした素材とか、拡大した素材に使用すると良いかもしれません。(実写動画には向いてません)

WarpsharpMT

線を省いて、輪郭をハッキリさせる事が出来る効果。
WarpsharpMT
同時にジャギーも減らせるので、エンコ後のファイルサイズ削減が期待できます。(シャープ系フィルタの中でも特別)

▲クリック押しっぱでフィルタ適用前に切替
(分かりやすいように強めに掛けてます)

見てもらったら分かる様に、油絵っぽい感じになってしまうので、こういうのを好かない人には向いていません。

あと効果を強くしすぎると、完全に作画が崩壊してしまう↓ので注意です。(人の顔とかだと別人みたいになる)

▲クリック押しっぱでフィルタ適用前に切替
(強くかけすぎた例)

適用の方法としては、「エッジレベル調整MT」と同じ要領でOK。

”絵の具で描いた絵”みたいな状態になってしまうので、実写動画には向いてません。

アニメなど専用。

フィルタの掛け方

基本的にこれらのフィルタは、メニューの「設定」や「フィルタ」から設定やON/OFFが出来ますが、「フィルタオブジェクトの追加」からでもオブジェクトとしてタイムラインに追加できます。

なので、「動画の一部区間だけにアンシャープマスクMTを掛けたい!」という場合には、以下のようにタイムラインに設置すれば、一部分だけにアンシャープマスクMTを掛ける事ができます。
2016-02-19_22h13_28

メニューの「設定」から、フィルタをONにすると動画全体にフィルタが掛かってしまうので、使い分けると良いと思います。

※本体機能でもプロファイル機能を使えば区間別のON・OFFが可能

フィルタ順序について

フィルタ順序は、自分の好みの問題もあるので特に「こうした方が良い」という正解はありませんが、シャープフィルタは、インターレース解除フィルタより後になるように設定しとくべきです。

「設定」→「フィルタ順序の設定」→「ビデオフィルタの順序」から確認できます。

例えば以下↓の画像だと、赤矢印のものはインターレース解除フィルタなので、シャープフィルタはこれより後(下)に持ってくるべきです。
2016-02-20_06h39_01

というかシャープフィルタ系は一番最後(一番下)に持って来といた方が良いと思います。

エンコ時間について

当たり前のことですが、フィルタは掛ければ掛けるほどエンコードに時間が掛かるようになります

なので、エンコードに時間を掛けたくない人は、フィルタは最小限にしたほうが良いです。

画質なんてどうでも良い!観れたら良いだろ!」という人は、むしろフィルタなんて掛けない方が良いです。

役立つプラグイン

シャープフィルタを使用する際には「虫眼鏡」プラグインを導入しておくとすごく捗ります。導入推奨。

その他シャープフィルタプラグイン

※この記事内では4つしか紹介しませんでしたが、他にも優秀なシャープフィルターはあります。

コメント一覧

  1. 名無しさん より:

    エッジレベル調整MTですが、これをシャープネス用として使わず
    逆にマイナス側へ-1から-3くらいかけて、軽めのスムージングフィルタとして活用する方法があります
    とくに元動画が綺麗な場合、よくあるスムージング系フィルタだとぼかし過ぎになってしまう事があるので
    元の画質をあまり損なう事なく輪郭を軽くぼかしたい場合にはこちらの方が有効
    それから標準のシャープフィルタ(本家)で軽めにエッジをくっきりさせると綺麗に仕上がります
    その上でノイズが気になる場合はさらにNL Meensをかけて全体ノイズを減らしてやるのが最近の私のやり方です