【AviUtl】動画を再圧縮無しで編集・出力する方法【無劣化】

AviUtlで動画編集したものを、再圧縮なし(無劣化)で出力する方法について紹介します。

色々と制限が有る上に、動画についての知識もある程度必要となってきますので注意。

※普通にエンコードしたい場合は以下の記事を参考にして下さい。
【AviUtl】動画をエンコードするやり方【ビデオ圧縮】

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再圧縮無し(無劣化)で出力する特徴

再圧縮なし_無劣化_図

再圧縮無しで動画を編集・出力するメリットには以下の様な事が挙げられます。

  • 再圧縮(エンコード)しないので、巨大な動画ファイルでも出力に掛かる時間が数秒で済む
  • 再圧縮(エンコード)しないので、画質が劣化しない(無劣化)

しかし、以下の様な制限(制約)が有ります。

  • 動画編集としては、「カット編集」しか出来ない
    • カット以外の編集(各種フィルタ・インタレ解除・プラグイン等、全てNG)を行った場合は再圧縮する必要が出てきます。
  • AVI(avi1.0、avi2.0)とMP4コンテナ以外の動画は無劣化編集出来ない
    • AVIはAviUtlの内部デコーダーで読み込んだ場合のみ。
    • MP4は「L-SMASH Works」で読み込んだ場合のみ。

ちなみに、再圧縮なし(無劣化)で動画を出力する事を「スマートレンダリング」って呼ぶらしいです。

再圧縮無し(無劣化)でカットする方法

カットの際は、「キーフレーム」単位でカットする必要が有ります。(キーフレーム以外の部分でカットすると音ズレしたりファイル自体が再生出来なかったりする可能性が高い)

※「キーフレームって何?」って人は以下の記事を参考にしてください。

具体的には、カットしたい場面の「キーフレーム」から「次のキーフレームの1つ手前のフレーム」までをカットします。

図にするとこんな感じ↓です。

キーフレーム単位_削除

▲画像ではわかりやすいように5フレーム間隔でキーフレームを書いてますが、実際のmp4動画などでは60フレーム間隔くらいで挿入されています。(mpg動画などはキーフレームの数が多いので10フレーム間隔くらいで挿入されてたりするのでカットしやすい)

AviUtlにて、現在表示しているフレームがキーフレームかどうかを見分けるには、メニューの「表示」→「ソースファイルのキーフレーム表示」にチェックを付け、タイトルバーに「!」マークが表示されているかどうかで判断します。(再圧縮必要

AviUtlでの実際のカット手順

カットする手順としてはMP4とAVIで微妙に違います。

MP4の場合

MP4ファイルのカットの手順としては以下のようになります。

  1. AviUtl本体ウィンドウに動画を読み込む
    • ※拡張編集で読み込んではいけません
  2. カットしたい最初の「キーフレーム」を選択範囲始まりボタンで選択する
  3. 「次のキーフレームの1つ手前のフレーム」で選択範囲終わりボタンで選択する
  4. AviUtl本体ウィンドウで「右クリック」→「選択範囲の削除」を選択する

※逆に選択部部のみをトリミングしたい場合は「右クリック」→「選択範囲の切り出し」を選択します。

これでカット出来ます。

AVIの場合

AVIの場合は不要な部分を「選択範囲の削除」で削除して無劣化出力する事が出来ないようです。

例えば「6~10フレーム目までを削除したい」と言う場合、以下の様な手順になります。

  1. 「1~5」までを「選択範囲の切り出し」にて切り出して出力
  2. 「11~最後」までを「選択範囲の切り出し」にて切り出して出力
  3. 「1~5」までと「11~最後」までのそれぞれの動画を結合させる
    • 結合させる手順は以下のようになります。
      1. メニューの「ファイル」→「AVIファイルの操作」→「AVIファイルの連結」を選択
      2. 「追加」から先ほど出力したそれぞれの動画を読み込み、「OK」を選択する
        AVIファイルの連結

AVIの場合は、インターリーブ(音声同期)の関係で、このようにしないとファイルが壊れて読み込めなくなってしまいます。

ショートカットについて

キーフレームについてはメニューの「編集」→「基本機能」→「次のキーフレームに移動」でキーフレーム単位でフレームを移動する事が出来ます。

▼メニューの「ファイル」→「環境設定」→「ショートカットキーの設定」からショートカットを割り当てる事も可能です。
キーフレーム移動_ショートカット割当

再圧縮無し(無劣化)で出力する方法

AVIを読み込んだ場合と、MP4を読み込んだ場合とで方法が違います。

AVIで読み込んだ場合

※AVIで読み込んだ場合というのは、入力プラグイン名で言う所の「AVI File Reader(Video For Windows)」か「AVI/AVI2 File Reader」です。(メニューの「その他」→「ファイルの情報」から確認できます)

AviUtl本体の機能「再圧縮無し」で出力する事が出来るのは、入力プラグインを使用せずにファイルを読み込みした場合に限ります。

○手順

  1. メニューの「ファイル」→「AVI出力(Ctrl+S)」を選択する
  2. ビデオ圧縮、オーディオ圧縮のそれぞれの「再圧縮無し」にチェックを付け「保存」を押す
    再圧縮なし_AVI出力

MP4を読み込んだ場合

※MP4で読み込んだ場合というのは、入力プラグイン名で言う所の「L-SMASH Works File Reader」です。

○手順

  1. メニューの「ファイル」→「エクスポート」→「L-SMASH Works Muxer」を選択する
  2. 「Mux」を選択
    L-SMASH Works Muxer
  3. 「ファイル名」を入力して「保存」をクリック
    L-SMASH Works Muxer_保存

ちなみに「Optimize for Progressive Download」にチェックを付けると、動画に関する情報をファイルの先頭に集約させる事でデコード(再生)の高速化を図れるらしいです。

このページの情報は以上です。

関連ページ:【AviUtl】動画をエンコードするやり方まとめ【ビデオ圧縮】(AviUtlのエンコ方法のまとめ)

関連ページ:【AviUtl】高画質・無劣化で動画をエンコード(出力)する方法(AVI出力とプラグイン出力の違いとか)

関連ページ:エンコードとは?コーデックとMuxerの関係について

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コメント一覧

  1. 初心者ドットコむ より:

    MP4の音声を差し替えて、さらに音声の始めと終わりフェードさせたのですが、
    Failed to open the input files.
    と表示されて出力できません。

    音声の差し替えやフェードをかけたりすると再圧縮が必要なのでしょうか?
    また、これらのことを無劣化でできるアプリはAviUtlの他に無いでしょうか?

    • 管理人 管理人 より:

      無劣化編集できるのはカット編集だけです。
      その他の編集をすると必ず再エンコが必要になります。
      AviUtl以外のソフトでも無理です。

  2. より:

    カット編集のみ可能ってことは倍速や二種以上の動画を使ったり、音声を使うのは出来ないのですか?