【AviUtl】基本効果エフェクト(座標・拡大・透明・回転・領域拡張・リサイズ・ローテーション・反転)の使い方

AviUtl拡張編集機能の「基本効果」エフェクトの使い方ついて紹介します。

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機能

基本効果エフェクトは、設定ダイアログの基本パラメータ(座標・拡大率・透明度・回転など)を追加する事が出来るエフェクトです。

エフェクト_基本効果

機能的には、設定ダイアログのそれぞれの項目と”ほぼ”同じ効果なので特に説明する必要はないと思います。

「領域拡張」「反転」は設定ダイアログには無い効果で、割りと良く使うエフェクトかと思います。

使い方

※基本的に全て、「グループ制御」と組み合わせる事で効果を発揮するものです。

座標

X,Y,Zを移動させる事が出来る効果です。

「グループ制御」と組み合わせる事で、それぞれのオブジェクト基準で座標を移動出来ます。

例えば、以下のようにグループ制御下に3つ図形を配置したとして、
screenshot_215

通常、「グループ制御」の「X」「Y」を動かすと、グループ制御基準でX,Y移動されますが、
screenshot_2131

(基本効果の)「座標」を使う事で、それぞれのオブジェクト基準(グループ制御の影響を受ける前の状態)で座標を移動出来ます。
screenshot_2141

また、それ以外の使い方として、「X」を「直線移動」させつつ「Y」を「ランダム移動」させると言った事も可能です。(これについては普通に設定ダイアログだけでも出来ますが)

図形_移動 図形_基本効果_座標
▲普通に「X」を直線移動させた例 ▲「X」を直線移動させつつ、「Y」に「ランダム移動」を(適当に)指定した例

あと、単純に「中間点を挿入した後の図形全体の座標位置」をずらす際にも使ったりします。

基本効果_座標_Y

※これについては図形を「Ctrl」キーを押しながらドラッグする事でも同じ事が出来るので、特段使わなかったります(この機能を知らない人が使ってる事が多いかも)

拡大率

オブジェクトの拡大率を変更出来る効果です。

拡大

グループ制御」に使用する事で、グループ制御下にある各オブジェクトの中心を基準にして拡大・縮小する事が出来ます

あと、タイムライン上で「メディアオブジェクト」→「フィルタ効果の追加」から拡大率を追加して、エフェクトを掛けたいオブジェクトと別々に中間点を挿入したいって場合にも使えると思います。

透明度

オブジェクトの透明度を変更出来る効果です。

グループ制御」オブジェクトなど、「透明度」パラメータが無いオブジェクトに追加して使用します。

透明

回転

オブジェクトの回転を変更出来る効果です。

グループ制御」に使用する事で、グループ制御下にある各オブジェクトの中心を基準にして回転する事が出来ます

例えば、以下のような4つの「四角形」を「グループ制御」下に設置し、360度「Z軸回転」させると以下のようになります。

グループ制御_Z軸回転
▲Z軸回転0→360

これを更に、それぞれのオブジェクトを中心にして「Z軸回転」させようとすると、それぞれのオブジェクトの「Z軸回転」の値をいちいち変更しなくてはなりません。

しかし、「グループ制御」に「回転」エフェクトを追加する事で、それぞれのオブジェクトを中心とした回転をさせる事が出来ます

グループ制御_Z軸回転_基本効果_回転追加
▲全体をZ軸回転0→360させながら、それぞれのオブジェクト自体をZ軸回転

※ちなみにこんな感じで「複数のオブジェクトを円形に回転させる」のは、「さつき」氏が配布しているスクリプト集にある「円形並べ_レイヤー」という効果を使えば簡単に実装出来ます。

領域拡張

オブジェクトのサイズを「上」「下」「左」「右」それぞれの方向に「拡張」する事が出来る効果です。

領域拡張
▲右に拡張した例

この領域拡張は他のエフェクトと組み合わせる事で効力を発揮します。

使用例①:画像ループ

「画像ループ」エフェクトを組み合わせるとそれぞれのオブジェクトとオブジェクトの間に「隙間」を生ませる事が出来ます。

画像ループ_領域拡張前 画像ループ_領域拡張後
▲普通に「画像ループ」させた例 ▲先ほどの「右に拡張した例」を「画像ループ」させた例

※これについては「さつき」氏が公開しているスクリプト集の「画像ループ2」を使用すれば、わざわざ「領域拡張」を使用せずとも実現出来ます。

使用例②:波紋・グラデーション

例えば、以下の左のような「グラデーション」を掛けた図形に、右のように「波紋」を掛けてみます。

グラーデーション_領域拡張後 波紋_グラデーション
▲四角形にグラデーションをかけた図形 ▲←の図形に波紋を掛けたgif

通常エフェクト効果はオブジェクトのサイズ内に収まってしまうので、オブジェクトのサイズ以上にエフェクト効果を波及するものに関しては全てを表現しきれません。

このような場合に「領域拡張」を使用する事で、以下のように全てを表現し切る事が出来ます。(エフェクトの順番としては「領域拡張」→「波紋」の順番となります)

波紋_グラデーション_領域拡張 (2)
▲領域拡張した例

※ただし注意点として、領域拡張の上限は、「システムの設定」で設定している「最大画像サイズ」までです。(例えば1920×1080と設定している場合は、1920×1020以上は領域拡張出来ない)

リサイズ

オブジェクトのサイズをリサイズ出来ます。

「拡大率」と似たような効果です。(厳密には違いますが)

拡大

※「拡大率」と「リサイズ」の違いについては以下のサイトが参考になります。

ローテーション

オブジェクトを90度毎に回転(ローテーション)させる事が出来ます。

ローテーション_設定ダイアログ

0度・90度・180度・270度・360度と決まった角度で回転させる際に使うと便利です。

ローテーション_0 ローテーション_1 ローテーション_2 ローテーション_3 ローテーション_0
▲0:そのまま ▲1:90度回転 ▲2:180度回転 ▲3:270度回転 ▲4:360度回転(そのまま)

「ランダム移動」で変化させると以下の様な動きになります。

ローテーション_使用例

反転

色々な”反転”を行う事が出来ます。

設定ダイアログ_基本効果_反転

  • 「上下反転」「左右反転」
    • そのままの意味。スマフォ動画が反転してしまっていた際などに使う。
  • 「輝度反転」
    • 輝度の高い部分が低くなり、低い部分が高くなる。
  • 「色相反転」
    • 真逆の色になる。

「輝度反転」と「色相反転」を組み合わせると、「ガーンッ!」的な表現にする事が出来ます。(ネガポジ反転)

※詳しくは以下の記事を参考にしてください
s-ガーン_色反転_ネガポジ反転
「ガーン!!」的な色反転のやり方(ネガポジ反転)

「透明度反転」は透明部分以外が透明になり、透明部分が紫色になります。

上下反転_基本効果 左右反転_基本効果 輝度反転_基本効果 色相反転_基本効果 透明度反転_基本効果
▲上下反転 ▲左右反転 ▲輝度反転 ▲色相反転 ▲透明度反転

使用したファイル

反転エフェクトに限っては、オブジェクトにエフェクトとして追加するより、タイムライン上で「右クリック」→「メディアオブジェクトの追加」→「フィルタ効果の追加」→「基本効果」→「反転」で追加した方が何かと便利です。(任意の区間だけを反転させれるので)

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