HuffYUVコーデックのインストール方法と使い方【設定】

有名な可逆圧縮コーデックの1つである「HuffYUV」のインストール方法と使い方などについて紹介します。

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HuffYUVの特徴

ざっと特徴を列挙すると以下のようになります。(基本的には他の可逆圧縮コーデックと大差ありません)

  • 可逆圧縮コーデックの中では一番有名
    • ffdshowのVFWコーデックにも使用されてたりする
  • 無料
  • 圧縮速度は一番速いが、ファイルサイズは一番大きくなる(ソース
  • ロゴ無し
  • マルチスレッド対応verと非対応verが有る
  • RGA・YUV・RGBAに対応
    • YUVは4:2:2というサンプル比のみ(YUY2)

動画編集ソフトの中間ファイルを出力する際のコーデックとして使用される事が多いです。「マルチスレッド版」を使用すれば、キャプチャソフト(アマレコTV、アマレココ等)のコーデックとしても十分使用出来ます。

※アマレコ系のキャプチャソフトだと「ICCompressGetFormatSize」などのエラーが出たりして録画出来ないケースがあるみたい(?)です。
ICCompressGetFormatSize

HuffYUVの歴史

HuffYUVは元々「Ben Rudiak-Gould」という人が開発した可逆圧縮コーデックです。(今では公式サイトも有りませんが)

それを元に、2chの「可逆圧縮総合スレ」というスレッドで「HuffYUV」の改良が成されました。

以下、改良された点です。

  • マルチスレッドに対応した
    • これにより、HD画質でもキャプチャソフトで難なくキャプチャできるようになった。
    • ただし、マルチスレッド化した「HuffYUV」でキャプチャした動画は、元の「HuffYUV」コーデックでデコードする事は出来ない。(互換性が無い)
      • マルチスレッド機能をOFFにしてキャプチャすると通常通りデコード出来る
    • マルチスレッドに対応させると、対応させない場合と比べて若干ファイルサイズが増える
  • 日本語化した

キャプチャソフトのコーデックとして使用したい場合は、マルチスレッドに対応したものを使ったほうが良いでしょう。

インストール方法

※インストールの前に

使用する予定ソフトがVFW対応で、フリーのコーデックソフト「ffdshow」も導入済みであればインストールする必要は有りません。ffdshowのVFWコーデックとして同時にインストールされている為、エンコードソフトなどからffdshowを選べばコーデックの一覧からHuffYUVを選択する事が出来ます。
ffdshow_HuffYUV

本家「HuffYUV」編

  1. ここからの本体ファイルをダウンロードする
    1. 32bitバージョンだと32bitアプリケーションのみに使用できます。64bitだと64bitアプリケーションのみに使用できます。AviUtlやアマレコ系キャプチャソフトは32bitです。(タスクマネージャーでプロセス名横に*32みたいな表記(32bit確認方法)が有ったら32bitアプリケーションです)
  2. インストールする
    • (32bitOSの場合)
      1. 解凍したフォルダの中にある「huffyuv.inf」を「右クリック」→「インストール」するだけでインストール完了です
        HuffYUV_インストール
    • (64bitOSの場合)
      1. 解凍したフォルダの中にある「huffyuv.inf」をメモ帳などのテキストエディタで開く
      2. コチラのサイトを参考に該当箇所を書き換える(Terapadなどの行数が分かるフリーソフトを使用すれば書き換えが楽です)
      3. 「huffyuv.inf」を「右クリック」→「インストール」するだけでインストール完了

インストール作業は以上です。

マルチスレッドに対応した「HuffYUV」

  1. こちらのページより最新バージョンをダウンロードする
  2. 解凍したフォルダの中にある「huffyuv_mt_jp.dll」を「huffyuv_mt.dll」に書き換る
  3. 「huffyuv_mt.inf」ファイルを「右クリック」→「インストール」を選択する

インストール作業は以上です。

使い方(設定方法)

本家「HuffYUV」編

キャプチャソフト、エンコードソフト、何からでもいいのでhuffyuvの設定画面を開きます。

ここでは例としてAviUtlから開いてみます。

メニューの「ファイル」→「AVI出力(Ctrl+S)」を選択し、表示されたダイアログ画面の「ビデオ圧縮」ボタンを押します。

リストの中から「Huffyuv v2.1.1」を選択し、「設定」をクリックします。

HuffYUV_AviUtl

すると以下のような設定画面が開けます。

HuffYUV_設定画面

ここから下は各設定項目の解説になります。「難しい設定とかしたくない、考えたくない!」という人は「YUY2 compression method」の項目を「Predict left[fastest]」に変更してそのまま使いましょう。

YUY2 compression method

ソース元が「YUY2」の場合に適用されます。

YUY2 compression method menu

Predict left[fastest]:圧縮率を下げてCPU負荷を下げる方法。(キャプチャーソフトなどに最適な設定)

Predict gradient:フレーム欠損が無いギリギリのレベルまで圧縮率を上げる設定(使用する意味ないかも)

Predict median[best]:圧縮率を最大限上げる設定。デコード時のCPU負荷はかなり高め。(最終的に可逆圧縮にて動画保存したい人向けの設定)

圧縮の際の予測方法(Predict)の関数名をそれぞれつけてるみたいです。

  • レフト (“left”)
    各チャネルの(直前の)左隣のサンプルを用いて予測する。
  • グラディエント (“gradient”)
    左、上、左上の各サンプルを用いて予測する。
  • メディアン (“median”)
    左、上の各サンプルと、勾配プリディクタを用いて予測する。

RGB compression method

ソース元が「RGB」の場合に適用されます。

RGB compression method menu

Predict left/no decorr.[fastest]:圧縮率を下げてCPU負荷を下げる方法。(キャプチャーソフトなどに最適な設定)

Predict left:フレーム欠損が無いギリギリのレベルまで圧縮率を上げる設定(使用する意味ないかも)

Predict left gradient[best]:圧縮率を最大限上げる設定。デコード時のCPU負荷はかなり高め。(最終的に可逆圧縮にて動画保存したい人向けの設定)

<– Convert to YUY2:RGBソースな動画をYUY2に変換する設定。

※「RGB→YUY」は劣化しませんが、「RGB→YUY→RGB」は劣化します。

Always suggest RGB format for output

常にRGBとして出力するようになります。読み込むソフトによってはRGB以外のソースが読み込めなくなる事が有ります。

Enable RGBA[RGB format for output]

RGBA形式(透明度付きのRGA)として出力する設定。

Swap fields on decompress[for people broken capture drivers]

フィールドオーダーを逆転する設定。(キャプチャ機器によってはフィールドオーダーが逆転してしまうものがあるらしいので)

参考:フィールドオーダーとは

Enable consolee-window logiing[useful for debugging]

エンコードの度にコンソールウィンドウが表示されて診断メッセージが表示されるようになる設定。

マルチスレッドに対応した「HuffYUV」

基本的に「本家」と同じです。追加された部分だけ解説します。

HuffYUV_MT_設定画面

フィールド閾値

インターレース動画としてエンコードするか、プログレッシブ動画としてエンコードするかを設定出来ます。

例えばデフォルトの「288」なら「縦の解像度が288以上の動画」はインターレース保持のままエンコードされます。

マルチスレッディングモード

マルチスレッド機能を有効にする設定です。→の「スレッド数」でスレッド数を設定出来ます。

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