「TS抜き」する事ができるおすすめの地デジチューナーについてまとめました。
TS抜きとは?
「TS抜きってなに?」という人は、以下記事を参考にしてみて下さい。
参考:TS抜きとは?MULTI2とCCIの関係について【B-CASカード】
おすすめメーカー
人気があるメーカーは
- PLEX
- アースソフト
の2つです。
ネットにも比較的情報が多いので、初心者な人はこのメーカー製のものを推奨します。
タイプ別
基本的に紹介している商品全て「B-CAS」カードが付属していません。(なので自力で入手する必要があります)
内蔵タイプ
パソコン内部にPCI-e、もしくはPCI接続して使用するタイプです。
(当たり前ですが)デスクトップパソコン必須です。(ノートPC不可)
PX-W3PE4 | PX-Q3PE4 | PX-MLT5PE | DTV02-5T-P | PT2 | PT3 Rev.A | KTV-FSPCIE | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
写真 と 価格 | |||||||
ICリーダー内蔵 | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ○ |
地デジ(同時録画数) | 2番組 | 4番組 | 5番組 | 5番組 | 2番組 | 2番組 | 1番組 |
BS/CS(同時録画数) | 2番組 | 4番組 | 5番組 | ✕ | 2番組 | 2番組 | ✕ |
接続タイプ | PCI-Express x1+USBピンヘッダ | PCI-Express x1+USBピンヘッダ | PCI-Express x1+USBピンヘッダ | PCI-Express x1+USBピンヘッダ | PCI | PCI-Express x1 | PCI-Express x1+USBピンヘッダ |
メーカー | PLEX | PLEX | PLEX | e-better | アースソフト | アースソフト | KEIAN |
アンテナ接続数 | 2系統 | 2系統 | 2系統 | 1系統 | 4系統 | 2系統 | 1系統 |
大きさ | Low profile PCI | Low profile PCI | Low profile PCI | Low profile PCI or PCI | PCI | Low profile PCI | PCI |
特記 | ・「PX-W3PE」の後継機 | ・「PX-W3PE4」の上位機種 | ・「PX-Q3PE4」の上位機種 | ・なし | ・TS抜き黎明期のチューナー ・今でも一応人気がある | ・PT2の後継機 ・今現在一番人気のチューナー? | ・B-CAS(青)が付属 ・物理的な改造をしないとTS抜きチューナーとして使えない |
※「Low Profileってなに?」という人はこのページ参照(Low Profile PCIってなに?)
※最新のプレクス社製のチューナーは、「PCI-Express x1接続なくせにUSBピンヘッダが必要」という意味不明な仕様になっています
というわけでオススメポイントをまとめると
という感じです。
・「とりあえずTS抜きを試してみたい!」という人は「PX-W3PE4」か「PT3」がオススメです。
PT3は、絶大な人気を誇ったPT2の後継機種ということもあって、いまだに根強い人気があります。
なので、ネットの情報が一番多いです。
・「全番組を録画してやるぜ!」みたいな人は「PX-Q3PE」一択です。
これを複数台と、2番組・1番組のを組み合わせて、自分の住んでる地域のチャンネルを網羅出来ます。(安定して視聴・録画できるかは不明)
・「PX-W3PE4」は本体自体にICカードリーダーも備わっているので、外付けのICカードリーダーを買う必要がありません。
なので、一番コスパに優れています。
・「PT2」は今はもう廃れてしまっている「PCI」接続なので、これを買うくらいなら外付けタイプを買ったほうが良いような気がします。
あと、内部に分配器が付いていないので、4本ケーブルをそれぞれ分配・分波させる必要があります。
・「KTV-FSPCIE」は、物理的改造が必要となる上、今は市場にほとんど出回っていないので、非推奨です。
外付け(PC必須)
パソコンに接続しないと、視聴・録画する事が出来ないタイプの「外付け」です。
DTV02-1T1S-U | PX-W3U4 | PX-Q3U4 | Friio(白) | DTV02-1T-U | PX-S1UD V2.0 | PX-BCUD | PX-Q1UD | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
写真 と 価格 | ||||||||
ICリーダー内蔵 | ○ | ○ | ○ | ○ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
地デジ(同時録画数) | 1番組 | 2番組 | 4番組 | 1番組 | 1番組 | 1番組 | ✕ | 4番組 |
BS/CS(同時録画数) | 1番組 | 2番組 | 4番組 | ✕ | ✕ | ✕ | 1番組 | ✕ |
接続タイプ | USB | USB | USB | USB | USB | USB | USB | USB |
メーカー | e-better | PLEX | PLEX | 台湾製 | e-better | PLEX | PLEX | PLEX |
アンテナ接続数 | 1系統 | 2系統 | 2系統 | 1系統 | 1系統 | 1系統 | 1系統 | 1系統 |
特記 | 特になし | ・「PX-W3U3 V2.0」の後継機 ・リモコン付 | ・「PX-W3U4」の4番組バージョン | ・TS抜きの先駆け ・やり方次第ではB-CASも不要に出来る? | 特になし | ・Linuxには対応してないらしい | 特になし | 特になし |
オススメポイントまとめると、
- 地デジの1番組録画だけで良いなら「PX-S1UD V2.0」
- 地デジの4番組録画したいなら「PX-Q1UD」
- BS/CSの1番組録画だけで良いなら「PX-BCUD」「DTV02-1T1S-U」
- 1番組録画したいなら「PX-S3U2」(生産終了)
- 2番組同時録画したいなら「PX-W3U4」
- 4番組同時録画したいなら「PX-Q3U4」
という感じです。
・ドングルタイプ(スティックタイプ)のものは全て、外付けのICカードリーダーを別途取り付ける必要があります。
(それ以外は不要です)
・基本的にUSBに追加でぽんぽん接続していけば、その分視聴・録画できるチャンネル数が増やせます。
ちなみにFriioについては、
- 「地デジのみ」の「Friio(白色)」
- 「BS/CSのみ」の「Friio BS/CS(黒色)」
- 「地デジのみ」でPCカード接続の「Friio Express」
- 「スカパー!HD」と「地デジ」に対応している「Friio Sky」
の合計4種類があります。(公式)
外付け(PC不要)
PC不要で、機器単独で録画する事ができる地デジチューナーについてです。
録画したものは、機器に外付けしたHDDに保存します。(外付けHDDの交換は可能なのでいくらでも録画可能)
また、外付けに録画したファイルは、パソコンに落としこむことも可能です。
PX-W3DVR1000 Rev.2.0 | AKB-PVR202 | |
---|---|---|
写真 と 価格 | ||
ICリーダー内蔵 | ○ | ○ |
地デジ(同時録画数) | 2番組 | 2番組 |
BS/CS(同時録画数) | 2番組 | 2番組 |
接続タイプ | USB | USB |
メーカー | PLEX | アキバストック |
アンテナ接続数 | 2系統 | 2系統 |
特記 | ・外付けHDD(USB接続)必須 ・裏コマンド:1234 ※HDDは7200rpm以上推奨(らしい) | ・かなり動作が不安(らしい) ・今はほとんど市場に在庫がない(っぽい) ・裏コマンド:0000 |
・どちらの製品も「デバッグモード」と呼ばれるモードに移行させる事でTS抜きが可能となります。(リモコンで「1234」みたいに押す事でデバッグモードに移行する)
・実質、このタイプのものを買うなら「PX-W3DVR1000 Rev.2.0」一択と言えます。
・基本的に、外付け(PC不要)タイプは、不安定になって録画に失敗する可能性が0ではないので、「絶対に録画に失敗したくない!」という場合は、「内蔵」か「外付け(PC必須)」を買った方が良いかもしれません(?)
他にも
- AKB-PVR101
- 地デジ・BS/CS ☓1
- AKB-PVR102
- 地デジ・BS/CS ☓1
- AKB-PVR103
- 地デジ・BS/CS ☓1
- PX-W3DVR1000
- 地デジ・BS/CS ☓2
- スカイリウム
- CATV ☓1 ,スカパー!プレミアムサービス☓1
などがありますが、既に廃盤であったり動作が不安定であったりするのでオススメではありません。
まとめ
というわけで、(個人的に)初心者におすすめなのは
- 内蔵タイプだと「PX-W3PE4」or「PT3 Rev.A」
- 外付けタイプ(PC必須)だと「PX-W3U4」
- 外付けタイプ(PC不要)だと「PX-W3DVR1000 Rev.2.0」
です。
解説記事
「PX-W3U3 V2.0」と「DTV02-5T-P」と「DTV02-1T1S-U」と「DTV02-1T-U」については
このサイトで解説記事も書いています↓。
余談)通販サイトのレビューは参考にしないほうが良い
Amazonなどの通販サイトで、TS抜きチューナーのレビューを見ると
- 「説明書すら付いていない!なので星1!」
- 「どうやっても起動できない!なので星1!」
- 「メーカーが不親切すぎる!なので星1!」
みたいな低評価レビューがかなり多いんですが、こういうレビューは参考にしないほうが良いです。
なぜなら低評価を付けているほとんどが導入の段階でつまづいているだけのPC初心者だからです。
例えば、e-better製のTS抜きチューナーのレビューを見てみると
という感じで圧倒的に星1つが多くなっています。
これだけ見ると「最低な商品なんだな!」と思っちゃいますが
「低評価の理由は何なのかな?」と星1つのレビューを見てみると・・・↓
見ての通り、自分のスキルの低さ
という感じで、正直、TS抜き経験者からすると
- 「それを承知を買うものでしょ!」
- 「自分のスキルの低さを棚に上げて批判してんじゃねえ!」
- 「てか買う前に商品説明くらい読めよ!ネットで検索くらいしろよ!」
と言いたくなるようなレビューばかりです。
というか、なんで自分の理解できない商品を買ってしまうんですかね・・?
e-betterなんてわざわざ以下のような画像まで用意してくれているというのに・・。
・・まぁ、結局何が言いたいかというと
TS抜きチューナーは商品の性質上、レビューで低評価を付けられることが多いので、レビューの評価は100%信用しないようにしましょう
ってことです。
コメント
KTV-FSUSB2/V3が「2番組同時録画」となっていますが、これはシングルチューナーではないのですか?
すみません、記載が間違っていました。
ありがとうございます。
KTV-FSUSB2/V3は新基盤なのでTSぬきは不可能なはずですが、いつから可能になったのでしょうか?
PX-S3U2で画質が720pまで落ちるとの記述がありますが、TS抜きでは、
そんな器用なことはできないはずです。実際、私が使っている限りでは、
画質は放送画質そのままです。
ご指摘ありがとうございます。
修正させて頂きました。
よく考えたら仕組み上そんな事はムリですね・・・
従来バージョンの公式ページに「720」という表記があったので勘違いしました。すみません。
PX-W3DVR1000 Rev2.0が「ICリーダー内蔵」×で、「特記」で外付けICカードリーダー(USB接続)必須
とありますが、背面にB-CASカードスロットが設置されておりますので記述の訂正をお願いします。
すみません。私の検索不足でした。
ご指摘ありがとうございます。修正しました。
初心者ですが、PX-Q3PEを使えばスカパー見れますか?また、TS抜きはできますか?
それともPX-TBS6985のようなサテライトチューナーを購入する必要がありますか?
宜しくお願いします
KTV-FSPCIEですが、あれはPCI-Ex1接続じゃなく紛らわしいんですがUSBピンヘッダ接続です。
PCIEスロットはただの固定用なので必要ではありません。
あと、KTV-FSUSB2/V3の新基盤ですが、どうやらBonDriver_FSUSB2iっていう新しいのが出て物理的改造すら不要らしいです。
PX-W3PEはメーカーに問い合わせたところ、販売を終了したとのことです。
Friio(白)はCATVパススルーには対応していないので、CATVを利用している場合は注意が必要です。
PT1やPT2なら現在売ってる上に動作確認までされてるライザーあるんだから
PCIが廃れたとか言ってるような人間はただの情弱扱いなのが現在だよ。
一応人気があるなんて表現じゃなくて、持ってるならPT3転売屋問題含むこの手のカード選び問題は
事実上免除されているくらいの表現が妥当。
頭が悪い人は設置も工夫出来ないみたいだけど、あんなのは秒速で克服できるCPUクーラーの重さ欠点とか
言ってるような低能連中と変わらないわけで。
ライザーの使用はおすすめできないできませんね、低能先生。
まずはその無駄にエラそうな口癖を直したほうがいいですよ。
PX-Q1UD・MyGica S270
DTV02-1T1S-U・DTV02-5T-Pが抜けてるよ
PX-BCUD生産完了だそうです
PX-MLT5PEは地デジ・BS/CS共有で5番組なのでPX-Q3PE4の上位機種とは言えないと思います
※最新のプレクス社製のチューナーは、「PCI-Express x1接続なくせにUSBピンヘッダが必要」という意味不明な仕様になっています
ってあるけど、これはICリーダーが内蔵されてるからじゃないの?
チューナーはPCIe、ICリーダーはUSBで接続してる
プレクスから新製品がでるそうです
http://www.plex-net.co.jp/product/px-mlt8pe/
1. PX-S1UD V2.0 Linux未対応の記載ありますが、Raspbianで使えました。
2. PX-Q3U4の内蔵カードリーダがLinuxに未対応かもしれません。