DVDのパッケージ裏面に書いている表記の見方について紹介します。
※紹介するのは「アプリケーションフォーマット」が「DVD-Video」のものです
DVDパッケージの見方
↓この画像(実際のDVDパッケージの裏面)を例に説明します。
表記 | 意味 |
---|---|
①WSP-003 | DVDの型番。そのDVDだけに付けられる世界で1つだけのもの。 |
②89min | 収録時間が89分ということ。 |
③片面1層 | 「片面一層のDVD-ROM」だということ。 これが「片面2層」だと単純にデータ量が2倍になるので、収録時間が2倍にできたり、画質(ビットレート)を2倍良く出来たりする。 あと「片面2層」だと、古いPCだと読み込めない事が稀にある。 コスト的に「片面1層」とほとんど変わらないので、レンタルDVDとかはほとんど「片面2層」。(ブルーレイもほとんど「片面2層」) |
④COLOR | 「カラー」か「モノクロ」かということ。 「COLOR」ならその名の通り「カラー」、「MONOCHROME」なら「モノクロ」(白黒)表示ということ。 |
⑤MPEG2 | 動画コーデックが「MPEG-2」だということ。 DVD-Videoの標準は暗黙の了解で「MPEG-2」だけど、稀に「MPEG-1」が使われてることもある。 「MPEG-1」はVHS並に画質が悪い。 【参考】動画コーデックの種類と違い(H.264・VP9・MPEG・Xvid・DivX・WMV等)【比較】 |
⑥ステレオ 2ch | チャンネルが2chまでしか対応していないということ。(5.1chとか対応じゃないってこと) |
⑦セル専用 レンタル専用 | 「セル専用」というのは、「販売専用」ということ。つまり「レンタルには使用できないよ!」ということ。 |
⑧DVD-Video | アプリケーションフォーマットが「DVD-Video」だということ。 DVDに対応している機器なら100%対応しているフォーマット。 他にも「DVD-VR」とか「編集可能」なフォーマットもあるけど、これは一部のDVDプレイヤーには対応していないことがある。 |
⑨09.12.25 | このDVDが販売された日付。 |
⑩3900円(税込み) | このDVDの値段。 |
⑪日本語字幕 | 字幕に対応している言語。 英語とかにも対応しているなら「英語字幕」って表記も追記される。 |
⑫16:9 | アスペクト比。 ブラウン管時代は4:3が多かったけど、今は全て16:9。 |
⑬DOLBY DIGITAL | 音声コーデックが「AC-3」だということ。 「対応させようと思ったら5.1chもいけるよ!」みたいなコーデック。 |
⑭ALL NTSC | 「リージョンコード」が全地域に対応しているっていうこと(ALLの部分) ここの部分が「1」とか書かれてたら、アメリカとかで売られてる「DVDプレイヤー」じゃないと「リージョンコードが違います」とか言われて再生できない。 ただ、プレイヤーによっては「このDVDはリージョンコードが違います。プレイヤー自体のリージョンコードを変更して再生しますか?」みたいに訊いてくるプレイヤーもある。 ただし、リージョンコードの変更の回数には限りがあるので、「日本のDVD→海外のDVD→日本のDVD」みたいな感じで交互に見まくってたら終いには変更出来なくなる。 「NTSC」は「カラー信号」の規定。 「NTSC」の他に「PAL」「SECAM」というのもあるけど、日本のDVDプレイヤーは「NTSC」しか対応していないので観ることが出来ない。 そういう時は、パソコンで視聴すると良い。 パソコン内蔵のDVDドライブは、「NTSC」でも「PAL」でもどんな方式のDVDでも読み込めるので、そのままPCで観るか、PCで「PAL」のものを「NTSC」に焼き直して、日本のDVDプレイヤーで観るとかいう方法も出来る。 |
BDパッケージの見方
基本的にはDVDと同じです。
「MPEG-4 AVC(H.264のこと)」はブルーレイでしか使用できないコーデックなので、このパッケージがブルーレイという事を表しています。(他にも「VC-1」(WMV9のこと)「MPEG-2」が使われていることも稀にある)
右下の「A 日本市場向」というのは「リージョンコード」の事です。
日本市場向けと書いていますが、「ALL」という意味なので、どの国のDVDプレイヤーでも視聴できます。
このページの情報は以上です。
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