このページは、”動画の作り方”を動画初心者の人にも分かるように、なるべく簡単に解説するページです。
※初心者以外には無価値なページです
動画を作るのに必要なもの
一般的に、動画を作るには以下のモノが必要となります。
- パソコン
- 動画編集ソフト
- 素材ファイル
- 動画ファイル(avi/mp4・・etc)
- 音声ファイル(wav/mp3・・etc)
- 画像ファイル(jpg/png・・etc)
- やる気
- センス
そして、これらを用いて、動画を作る流れはザッと以下のようになります。
これだけ見てもピンと来ないと思うので、それぞれ簡単に解説していきます。
1.パソコン
今の時代、スマホ等のアプリでも簡単な動画なら作る事はできます。
しかし、所詮はスマホアプリなので、パソコンでの動画編集に比べればかなりレベルが落ちます。
具体的に”レベル”で表すと、
- スマホで作った動画・・・「1」
- パソコンで作った動画・・・「999」
という感じです。
それくらいレベルが違います。
2.動画編集ソフト
動画編集ソフトは(簡単に言うと)、「色々な素材ファイルを組み合わせて、1つの動画ファイルを作るソフト」です。
例えば、
- 「自分で撮影したスマホの動画」の不要な部分だけをカットしたい!
- 「ある動画」と「ある音声」を組み合わせたい!(合成)
- 「動画の解像度」を変えたい!
- 「動画の上下左右」を反転させたい!
- ・・etc
など。
一例を挙げるとこんな感じの事ができるソフトです。
(とにかく動画のことなら何でも出来ます)
また、素材ファイル自体が無くても、以下gif↓のように動画編集ソフトの機能だけで動画を作ったりも出来たりもします。
(無から有を作り出す)
▲動画編集ソフトの機能だけで作った図形のアニメーション(参考:円形に並んだオブジェクト) |
このように動画編集ソフトだけの機能で作った動画の事を「モーショングラフィックス動画」と呼んだりします。
こういうの↓です。(これはAviUtlだけで作った動画)
というわけで、どのような動画を作るにせよ、動画編集ソフトは必要不可欠という事になります。
動画編集ソフトってどれを使えばいいの?
色々な動画編集ソフトが有って迷うと思いますが、個人的には「AviUtl」をオススメします。(⇒ムービーメーカーとAviUtl比較)
理由は以下です。
- 無料だから
- 有料ソフトより、動作が軽くて、性能も同等以上だから
- 有料ソフトより、編集の自由度が高いから(逆に高すぎて迷うレベル)
- ネットの情報が多くて取っ付き易いから
また、のちのち「やっぱり有料ソフトに乗り換えたい!」という場合でも、AviUtlで培った知識・技術は有料ソフトでも通じます。(無駄にはなりません)
初心者の人が最初にまず思いつくのが「Windowsムービーメーカー」かと思いますが、Windowsムービーメーカーは初心者でも扱えるように簡単に作られているのは良いのですが、逆に初心者向けすぎるために、低レベルな動画しか作れません。
しかも、Windowsムービーメーカーの知識・技術は他ソフトでは通用しません。(操作などが独特すぎるため)
よって、Windowsムービーメーカーは、超初心者以外にはオススメしません。
とは言っても、自分の気に入ったソフトを使うのが一番良いかと思いますので、参考程度にして下さい。
※「動画編集ソフトについて詳しく知りたい!」という人は以下記事をご覧ください。
⇒おすすめの無料・有料動画編集ソフトランキングまとめ【違いを比較】
3.素材ファイル
動画を作るには「素材となるファイル」が必要です。(先ほどのようなモーショングラフィックな動画なら不要ですが)
例えば、
- 「子供を撮影した動画(運動会、お遊戯会、文化祭等)にBGMを付けたりしたい!
- 「あと子供の写真(静止画)も差し込みたい!」
などという場合には、
- 子供を撮影した動画ファイル(mp4,mov等)
- 子供を撮影した画像ファイル(jpg等)
- BGMファイル(wav,mp3等)
の3つのファイルが必要になります。
4.やる気
これが一番重要と言っても過言じゃないです。
「やる気」というのは、動画編集について「自分から学ぼう!」とする姿勢のことです。
動画を作るには、”動画編集ソフトの使い方”を覚えるのはもちろんの事、”動画の仕組み”についても勉強しないと本当にクオリティの高い動画というのは作れません。
例えば、
- フレームレート(⇒フレームレートとは?)
- ビットレート(⇒ビットレートとは?)
- コーデック(⇒コーデックとは?)
- コンテナ(⇒コンテナとは?)
- インターレース・プログレッシブ(⇒インターレースとプログレッシブの違い)
など。
ここらへんの単語の意味は最低でも理解しておく必要があります。
理解していなくても、動画編集ソフトの使い方さえ覚えれば動画は作れてしまいますが、きちんとした動画を作って行きたいなら、これらの用語の意味を理解するのは必要不可欠と言えます。
5.センス
ネットを彷徨っていると、すごくクオリティの高い動画を目にする事が多々あるかと思います。
そういったクオリティの高い動画の多くは、実際は地味なエフェクト・フィルターを組み合わせてカッコよく見せてるだけなのがほとんどだったりします。
このように、エフェクトの組み合わせ次第でかっこよく動画を演出する才能を「センス」と言います。
これはもう個人の生まれ持った才能が強いのですが、動画編集をしていく内にある程度鍛える事も出来ます。
センスのある動画を沢山見て、それを真似したり、自分流にアレンジしたりしていく内に、いつの間にはセンスは(ある程度)身に付きます。(超えられない壁はありますが)
なので、「私には才能が無いのか・・」と悲観せずに、どんどん動画を作っていってセンスを磨く事をオススメします。
ちなみに、”動画編集ソフトの使い方”はソフトを使っていれば自然と覚えれますが、”動画の仕組み”については自分から勉強しないと覚える事は絶対にありません。(「使っている内に自然と覚える」なんて事はあり得ません)
なので、ただ動画編集するだけではなくて、それと並行して分からない事が出てきたら、すぐに調べるというクセを付けた方が良いです。
動画の作り方
どの動画編集ソフトでも、”動画を作る流れ”は大体以下の様な感じになります。
「動画の作り方を教えて下さい!」と言う人が良く居ますが、そんなのは使用する動画編集ソフトによって全然違ってくるので、「自分が使いたい動画編集ソフトの操作を覚えて下さい」としか言えません。
この記事で全ての動画編集ソフトの操作方法を解説するのは、いかんせんムリな話なので、この記事では「AviUtl」の一通りの使い方についてのみ簡単に紹介します。
⇒AviUtl初心者が最初に読むべきページ【導入から使い方まで】
多くの人が知りたいであろう機能と、エンコードして動画を再生するまでをザーッと動画で作りました。(動画を短くするために細かい説明は省略していますが流れは分かると思います)
AviUtlを全く知らない人でも、ボーっと見てるだけで何となく分かるんじゃないかと思います。
動画の内容は以下の様な流れです。
- 00:00:08~:動画の拡大・縮小
- 00:00:14~:動画の回転
- 00:00:36~:画像・図形の合成
- 00:01:12~:音声の合成
- 00:01:24~:再生速度の変更
- 00:01:42~:動画の一部を透過
- 00:02:12~:同じ動画をコピーして並べる
- 00:02:31~:編集結果を動画としてエンコード(出力)する
- 00:02:54~:出力したファイルの再生
これでザックリした動画を作る流れが分かるかと思います。(大体どのソフトもこんな感じの操作ですし、こんな感じのエンコード方法です)
※「AviUtlを使って動画編集をしたい!」という人は、以下記事を読んでもらえれば使いこなせるようになると思います。
⇒AviUtl初心者が最初に読むべきページ【導入から使い方まで】
さいごに)動画を作るのは楽しい
動画編集について学び始めた最初らへんは、
- 「動画編集ソフトの使い方が全然分からない!イライラする!」
- 「動画の用語が全然分からない?動画形式ってなに?コーデックってなに?」
って感じかと思いますが、これらの壁を超えてしまえば、非常に素晴らしい世界が待っています。
自分で自由に動画を作る事ができるというのは、実用性のある最高の暇つぶしであり、誇れる趣味でもあり、特技でもあります。
「俺にはムリだ!」とか「使い方わかんねえ!」とか投げ出す前に、もう少し我慢して勉強してみてください。
最終的に「勉強してよかった!」ってきっと思えるはずです。
頑張って下さい。
このページは以上です。
おすすめページ:おすすめの無料・有料動画編集ソフトランキングまとめ【違いを比較】
おすすめページ:動画の知識を付けたい人が読むべきページ【初心者向け】
おすすめページ:【自作】PV・MVの作り方【プロモーション・ミュージックビデオ】
コメント
いつも、やろう、明日やろう・・・と思いながら何もできず
今日まできてしまいました。
色々な有料ソフトを考えていましたが、
このホームページにたどり着きました。
休み毎にがんばってみます。
よろしくお願いします。
いやあ、ようやく、懇切丁寧な、初心者向けの、しかも金儲けを企むでもなく、(アフィリエイトとやらはどうか分かりませんが。)私の知りたかった情報に遭遇しました。取りあえず13ページ分印刷しました。よ~く読んでから、またPCを開いて実行に向けて気を入れ直します。このあと、メールで質問などできたら完璧ですけどね!そこまでは甘えすぎですか?ボランティアじゃないんだから。ま、とのかく有難うございました。
そうですね
私もやっとこちらに辿りつけました。
PCに関しては多少わかってるつもりでしたが
動画編集となるとサッパリです。
60代のおばちゃんでも作れそうな気分になれました。
最初に動画ありきではなく、静止画像を順番にめくっていくような
同時にコメントも入れながら、というのを作ってみます。
ありがとうございました。
動画を作りたいと思っていたけれど、まだ四年生だし、全然作り方も分かんなかったけれどこれのおかげで、気ぼうをもてました。