Aviutl で絵文字を入力するのはムリです。
▲Windows10では、Winキー+. キーで絵文字を入力できますが、入力しても・・ と表示されてしまいます。 |
ムリな理由は、Aviutlが Unicode に対応していないからなのですが、詳しく知りたい方は以下のページをどうぞ。
ただし絵文字を入力するのはムリですが
絵文字を画像として読み込むことはできるので、「どうしても絵文字を使いたい!」という人は画像として読み込みましょう。
絵文字を作っているベンダー
絵文字のベンダー(絵文字を提供している会社や団体のこと)は
- Apple
- Microsoft
などいくつかありますが、その中でも
は「私たちの作った絵文字を自由に使っていいよ」と、絵文字を画像化したファイルを公開してくれています。
なので絵文字を動画内で使いたい場合は、これらのベンダーが提供している絵文字画像を使うと楽チンだと思います。
Twemoji を使って Aviutl で画像を読み込む方法
個人的には、ツイッターが公開しているTwemojiが
- デザインがかわいい
- 最新バージョンの絵文字(Unicode)にも常に対応しているっぽい
という感じで他よりも良さそうだと思うので、Twemoji の絵文字を読み込む方法を紹介したいと思います。
というわけで以下、手順です。
- TwemojiのGithubから、絵文字データをダウンロードする
- ダウンロードしてきた
twemoji-master.zip
を展開する - 展開したフォルダの中にある
assets
フォルダの中にある72x72
フォルダを開く- ちなみに
svg
フォルダにはsvgファイルが入っているので高画質バージョンを使いたい場合はこちらを使いましょう。
参考:【AviUtl】SVGを読み込む方法
- ちなみに
- 使いたい絵文字ファイルを、Aviutlのタイムラインにドラッグ&ドロップする
- 例えば、😊を使いたい場合、😊のコードポイントはU+1F60Aなので
1f60a.png
が該当ファイルとなり、この画像をAviutlのタイムラインにD&DすればOK
▲GIFなので色が変に見えますが、本来はもっとキレイな色です
- 例えば、😊を使いたい場合、😊のコードポイントはU+1F60Aなので
コードポイントの見つけ方
Google日本語入力IMEを使っている場合は
- 何らかのテキストエディタに絵文字を入力する
- 絵文字を選択した状態で変換キーを押す
という風にすると、その絵文字のコードポイントが表示されるので、それを元に該当絵文字の画像を見つける・・ということができると思います。
合字
基本的には、↑で紹介した方法で画像を見つけれると思うのですが
以下のように複数のコードを組みあわせた絵文字もあります。
これはどういう事かというと、例えば以下は「手」の絵文字です。
✋(U+270B)
この「手」の絵文字には他にも
✋🏻
✋🏼
✋🏽
✋🏾
✋🏿
という感じでいろいろな種類がありますが、これらはそれぞれに個別のコードポイントが存在しているわけではなく、
✋🏻 = ✋(U+270B)+ 🏻(U+1F3FB)
✋🏼 = ✋(U+270B)+ 🏼(U+1F3FC)
✋🏽 = ✋(U+270B)+ 🏽(U+1F3FD)
✋🏾 = ✋(U+270B)+ 🏾(U+1F3FE)
✋🏿 = ✋(U+270B)+ 🏿(U+1F3FF)
というように、もともとの「手」の絵文字+色という組み合わせで、いろいろな手の色を表現しています。
このように、「複数の文字を組み合わせて一つの文字を表す」仕組みのことを Unicode では合字(ごうじ)と言うのですが、合字の場合はファイル名も「複数のコードポイント」となるわけです。
合字のコードポイントを見つけるには
- その合字でネット検索する
- 出てきたサイト上でコードポイントを見つける
という風にするしかないと思います。
また、Twemojiも Unicode に存在するすべての絵文字をカバーしているわけではないので、使いたい絵文字画像が存在しない場合もあります。
このページの情報は以上です。
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