【AviUtl】シーンチェンジの使い方と種類【切替効果】

AviUtlの「シーンチェンジ」の使い方と種類について紹介します。

シーンチェンジとは？

シーンチェンジは、

↓の動画のような、突然絵柄などがガラっと変わってしまうシーン（場面）の繋ぎのためのエフェクト効果のようなモノとして使用します。

▲ティム氏「グリッドワイプ」

シーンチェンジを使用する事で、

「あ、場面が切り替わったんだな（カットしたんだな）」という風に理解してもらえます。

シーンチェンジオブジェクトの挿入方法

シーンチェンジは、シーンチェンジオブジェクトを挿入すれば使えます。

拡張編集タイムライン上にて「右クリック」→「フィルタオブジェクトの追加」→「シーンチェンジ」から挿入できます。

シーンチェンジの使い方

シーンチェンジは、以下のように、

シーンチェンジさせたい部分の下のレイヤーに設置して使用します。

▲こういう風に、シーンチェンジさせたい部分の下のレイヤーに設置することで、 「シーンチェンジ」より上にある部分が、すべてシーンチェンジされます。

また、「動画の途中からシーンチェンジさせたい！」というような場合は、

以下のように、シーンチェンジを開始させたい部分まで「シーンチェンジ」を持っていけば、「シーンチェンジ」が設置されている最初のフレームからシーンチェンジが開始されます。

▲この例では画像を使用していますが、動画を使用すれば、動画の途中からシーンチェンジを開始させることが可能です。

シーンチェンジの種類

シーンチェンジの種類について紹介します。

※「反転」にチェックを入れると、チェンジの効果が全て反転します。（逆になる）

クロスフェード

シーンチェンジ前のオブジェクトがフェードアウトしていき、

シーンチェンジ後のオブジェクトがフェードインしてくる効果です。

ワイプ（円）

円でワイプします。

ワイプ（四角）

四角形でワイプします。

ワイプ（時計）

時計回りにワイプします。

「初期角度」の値を変更することで、ワイプする初期角度を変更できます（-256～256まで）

スライス

元シーンが横に引き裂かれるような感じで画面アウトしていきます。

「分散数」を変更することで、「引き裂かれる数」のようなモノが増えます。

分散数を増やした例

スワップ

後ろにスタンバっていたチェンジ後の画像と差し替えるような形でシーンチェンジします。

スライド

シーンチェンジ前のオブジェクトが横にスライドアウトしていきます。

「移動方向」を変える事で様々な方向にスライドアウトさせる事ができます。

• 0：左へ
• 41：左斜め上へ
• 127：真上へ
• 214：右斜め上へ
• 256：右へ

縮小回転

チェンジ前のオブジェクトが回転しながら縮小（フェードアウト）します。

押し出し（横）

チェンジ前のオブジェクトが横に押し出され、

それに追随してチェンジ後のオブジェクトが登場します。

押し出し（縦）

チェンジ前のオブジェクトが縦に押し出され、

それに追随してチェンジ後のオブジェクトが登場します。

回転（横）

オブジェクトがY軸上に回転し、

チェンジ前の画像の裏面にくっついていたチェンジ後のオブジェクトが登場します。

回転（縦）

オブジェクトがX軸上に回転し、

チェンジ前の画像の裏面にくっついていたチェンジ後のオブジェクトが登場します。

キューブ回転（横）

サイコロが横に転がるような感じでシーンチェンジします。

キューブ回転（縦）

サイコロが縦に転がるような感じでシーンチェンジします。

フェードアウトイン

チェンジ前のオブジェクトがフェードアウトした後、

チェンジ後のオブジェクトがフェードインします。

「明るさ」を変更することで、フェードイン中・フェードアウト中の「明るさ」を変更できます。（真っ暗になるのを防ぐ）

サンプル（明るさを256にした例）

放射ブラー

チェンジ前のオブジェクトに放射ブラーを掛けつつフェードアウトさせ、

チェンジ後のオブジェクトに逆放射ブラーをかけて登場させます。

ぼかし

チェンジ前のオブジェクトにぼかしをかけつつフェードアウトさせ、

チェンジ後のオブジェクトにぼかしをかけつつ登場させます。

ワイプ（横）

チェンジ前の、オブジェクトという名のカーテンを右に引っ張って退場させ、

その裏に隠れていたチェンジ後オブジェクトを表示します。

ワイプ（縦）

チェンジ前の、オブジェクトという名のブラインドカーテンを下に引っ張って退場させ、

その裏に隠れていたチェンジ後オブジェクトを表示します。

ロール（横）

チェンジ前のオブジェクトをロール状に横に巻きとって退場させ、

その裏に隠れていたチェンジ後オブジェクトを表示します。

「方向」の値を変更することで巻き取る方向を変更できます。

• ＋：右に巻き取る
• ー：左に巻き取る

ロール（縦）

チェンジ前のオブジェクトをロール状に縦に巻きとって退場させ、

その裏に隠れていたチェンジ後オブジェクトを表示します。

「方向」の値を変更することで巻き取る方向を変更できます。

• ＋：下に巻き取る
• ー：上に巻き取る

ランダムライン

チェンジ前オブジェクトに無数の横線を増やしていきつつ退場させ、

その裏に隠れていたチェンジ後オブジェクトを表示します。

「幅/方向」の値を変更することで無数に現れる「横線の幅」を変更できます。

▲幅/方向：0	▲幅/方向：3

発光

チェンジ前オブジェクトを発光させつつフェードアウトさせ、

チェンジ後オブジェクトを発光させつつ登場させます。

「明るさ」を変更することで発光する際の明るさを変更できます。

レンズブラー

チェンジ前オブジェクトにレンズブラーをかけつつ退場させ、

チェンジ後オブジェクトにレンズブラーをかけつつ登場させます。

ドア

チェンジ前オブジェクトがドアが開くように退場し、

その裏に隠れていたチェンジ後オブジェクトを表示します。

「手前に開く」にチェックを入れると、

チェンジ前オブジェクトがドアが手前に開くように退場します。

起き上がる

チェンジ後オブジェクトが「起き上がり」エフェクトをかけつつ登場します。

「勢い」を変更することで、

起き上がる際の「勢い」を変更できます。

リール回転

リール回転しながらチェンジ前オブジェクトとチェンジ後オブジェクトが入れ替わります。

回転数：リール回転の回転数を変更できます。 ブラー：モーションブラーの効果を変更できます。 横回転：リール回転が横向きになります。

図形ワイプ

「設定」で決めた図形が、

チェンジ前オブジェクトを連れ去るような形で退場させます。

サイズ：図形のサイズを変更できます。 方向：図形が流れ去る方向を変更できます。（-90で左から、ｰ45で左上から、0で上から、という感じ） 図形名：「背景・円・四角形・三角形・五角形・六角形・星形」の中から選べます。 設定：図形についての様々なパラメータを設定できます。

図形で隠す

「設定」で決めた図形が流れ星のように流れてくることで、

チェンジ前オブジェクトを退場させます。

図形で隠す（放射）

「設定」で決めた図形が水疱のように拡散する事で、

チェンジ前オブジェクトを退場させます。

砕け散る

チェンジ前オブジェクトを砕け散らせ、退場させます。

フィルタ（エフェクト）の「砕け散る」については以下の記事を参考にしてみて下さい。

参考：登場系アニメーション効果の一覧【砕け散る】

ページめくり

本をめくるようなシーンチェンジが出来ます。

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