キャプチャーボードとは?ソフトウェアとハードウェアの違い【ビデオキャプチャ】

ゲームなどを録画する際の必要な「キャプチャーボード」(ビデオキャプチャ)には「ハードウェアタイプ」と「ソフトウェアタイプ」が有ります。

この記事では両者の違いについて解説します。

※違いについて理解している人は以下記事へどうぞ。
おすすめのキャプチャーボード18選【ビデオキャプチャー】

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キャプチャーボードとは?

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キャプチャーボード(ビデオキャプチャ)は、「アナログな映像」をパソコン内で扱える「デジタルな映像(データ)」に変換するためのものです。

具体的な使い道としては、「家庭用ゲーム機のプレイ映像」や「VHSテープの映像」を変換してパソコン内に「動画ファイル」として保存したりする際に使用します。

例えば、GV-USB2なんかが「ビデオキャプチャ」になるわけですが、ビデオキャプチャを使えば、ゲームの映像をパソコンに動画ファイル(mpg)として保存したり出来ます。

あと、キャプチャーボードの映像を、Youtube・ニコ生・ツイキャスなどのストリーミングサイトにてライブ配信する事も出来たりします。(ゲームの映像を配信する)

「ビデオキャプチャ」と「キャプチャーボード」の違い

ビデオキャプチャ_GV-USB2

同じ意味です。

人によって、

  • ボード状タイプのものは「キャプチャーボード
  • 外付けでケーブル接続するタイプのものは「ビデオキャプチャ

と呼び分けてる人も居るようです。

また、「ビデオキャプチャする」という言葉は、「キャプチャーボード(ビデオキャプチャ)を使って、デジタル機器の映像を録画保存する行為の事」を指します。

ここらへんは少しややこしいので、事前に頭を整理しましょう。

ソフトウェアタイプとハードウェアタイプの違い

「ソフトウェアタイプ」と「ハードウェアタイプ」の違いについてです。

「変換→エンコード→保存」の違い

ソフトウェアタイプ

「ソフトウェアタイプ」のキャプチャーボードでキャプチャする方法では、まず、ゲーム機などの映像を「キャプチャーボード」でアナログからデジタルに変換しパソコンにデータとして転送します。

ただ、この送られてきたデータは「生のデータ」そのものなので、そのままパソコンに保存しようとすると膨大なファイルサイズとなってしまう為、圧縮(エンコード)する必要が有ります。

この時の”圧縮作業”(エンコ)をパソコン側で行うキャプチャーボードの事を「ソフトウェアタイプと言います。(「エンコード方式がソフトウェア」と言う)

例えば、GV-USB2なんかが「ソフトウェアタイプ」のビデオキャプチャに該当します。

ソフトウェアでのビデオキャプチャ(ソフトウェアエンコード)
ソフトウェアエンコード

ハードウェアタイプ

対して、「ハードウェアタイプ」のキャプチャーボードでは、ゲーム機などの映像を「キャプチャーボード」でアナログからデジタルに変換した上に、内部でその映像を圧縮(エンコード)してファイルサイズを大幅に縮めた後にパソコンにデータとして転送します。

ハードウェアでのビデオキャプチャ(ハードウェアエンコード)
ハードウェアエンコード

この時の”圧縮作業”をキャプチャーボード側で行うキャプチャーボードの事を「ハードウェアタイプと言います。(「エンコード方式がハードウェア」と言う)

例えば、有名なもので言うと「AVT-C875」なんかが「ハードウェアタイプ」のキャプチャーボードに当たります。

エンコードに使用する「コーデック」の違い

ソフトウェアタイプ

ソフトウェアタイプの「キャプチャーボード」では、パソコン内で映像・音声をエンコードするので、エンコードに使用する「コーデック」はパソコン内で勝手に決める事が出来ます

例えば、負荷が殆ど掛からない「可逆圧縮コーデック」(Ut Video Codec SuiteLagarith Lossless Video CodecHuffYUVAMVコーデックなど)でエンコードするのも有りですし、負荷が掛かりまくる「非可逆圧縮コーデック」(MPEG2H.264VC-1VP6など何でも可能)でエンコードする事も可能です。

パソコンのHDDが空きまくっているのなら、最悪「未圧縮」としてそのまま映像を保存する事も可能です。(10分の映像で100GBとかになっちゃいますが)

未圧縮ならハードウェアと同程度の負荷でキャプチャする事が可能です。

また、エンコードに使用するソフトはメーカー指定のソフトが気に入らなければ、サードパーティ製の多機能なものに乗り換えたりも出来ます。(おすすめはアマレコTVなど)

ハードウェアタイプ

対してハードウェアタイプの「キャプチャーボード」では、エンコードで使用する「コーデック」は「キャプチャーボード」によって異なります。

例えば「GV-MDVD3」などの場合、「MPEG-2」ビデオコーデックでエンコードします。(コンテナはMPEG-2 PS

例えば「AVT-C875」などの場合、「H.264」ビデオコーデックでエンコードします。(コンテナはMP4

今現在市場に出回っているハードウェアタイプの「キャプチャーボード」に使用されているビデオコーデックの殆どはこの2種類です。

※実際は殆どがH.264のタイプです。

高負荷・高画質なビデオコーデックでエンコード出来る機器の方が(当たり前ですが)画質が良いですが、その分、リアルタイムで高負荷なエンコードするだけのスペックが要求されるので、必然的に値段も高くなります。

なので価格的には「H.264>MPEG2」のものとなり、画質的にも「H.264>MPEG2」となります。

また、送られてきたエンコード済みのデータを保存すには、メーカー製のソフトが必須となります。

それぞれの特徴

特徴をまとめると以下のようになります。

ソフトウェアタイプ

  • キャプチャーボード自体の価格が安い
  • キャプチャ時にパソコンに負荷が掛かる
    • ただし、使用するコーデックを「可逆圧縮コーデック」などにした場合はほとんど負荷が掛かりません。最悪「未圧縮」にすればほぼ負荷0。
  • キャプチャ中のラグ(遅延)はほぼ起こらない
    • パソコンモニタでゲーム画面を映しながらプレイしたりも出来る(ただし若干の遅延は有る)
  • キャプチャ中にパソコンに大きな負荷が掛かると動画のコマ落ちが発生してしまう可能性がある
    • 昔の低スペックパソコンなどの場合「メールを受信しただけでコマ落ちした」なんて事があるようです

ハードウェアタイプ

  • キャプチャーボード自体の価格が高い
  • キャプチャ時にパソコンに負荷が掛からない
  • キャプチャ中はラグ(遅延)が発生する
    • 映像をエンコードした後、パソコンにデータを転送してくるので、その分どうしても遅延が発生します。(どんなに高価なモノでもソフトウェアビデオキャプチャみたいにはいかない)
      なので、パソコンモニタでゲーム画面を映しながらプレイしたりするのはかなり厳しいものが有ります。

まとめ(個人的意見有)

ハードウェアタイプの「キャプチャーボード」は、パソコンの性能が低い頃、パソコンでエンコードするなんてスペック的に無理だった時代には必須品でした。

しかし、最近はCPUの性能が格段に上がってきているので、解像度が高くない映像であれば、低価格帯である「Core i3」などの廉価CPUでも、ソフトウェアタイプの「キャプチャーボード」で軽々キャプチャー出来ます

個人的には、ソフトウェアタイプの「キャプチャーボード」使って、殆ど負荷が掛からない「可逆圧縮コーデック」を使用して録画して、その後、AviUtlなどのエンコードソフトで「非可逆圧縮コーデック」を使用してエンコードして保存するのが一番コスパが良いと思います。

VHSテープなどをキャプチャしたい場合などは、以下のような格安のソフトウェアタイプで十分です。(SD画質なので)

このページの情報は以上です。

おすすめページ:おすすめのキャプチャーボード18選【ビデオキャプチャー】

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