AviSynthとは?特徴や導入方法について①【ダウンロードとインストール】

このページは、AviSynthを全く知らない人向けのAviSynth紹介ページです。

※AviSynthは、「動画編集」をある程度理解している人じゃないと理解するのは少し難しいので注意です

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AviSynthとは?

screenshot_135

AviSynthは、スクリプトで動作するフリーの動画編集ソフトです。(こういうソフトの事を”フレームサーバー”と呼ぶ)

読み方は、

  • 「オーヴィーシンス」
  • 「エイヴィーアイシンス」
  • 「アーヴィーシンス」

のどれかです。

GUIが無いので、Linuxみたいに全てCUI(コマンド)で操作するような感じになります。(PC初心者にはかなり敷居が高い

AviSynthで動画編集する流れ

AviSynthは、AviSynth単体では動作しません

AviSynthに対応しているGUI付の動画編集ソフト(AviUtl・VirtualDub等)に、AviSynthのスクリプトを記述したファイル(.avs)を読みこませる事で、AviSynthの動画編集結果を表示・エンコードする事が可能となります。

つまり、通常は以下の様な流れになりますが、
AviUtl_普通の流れ

AviSynthなら、AviSynthファイル(.avs)を読みこませる事で、”AviSynthで読み込み・編集した結果”を描画する事が出来るようになります。

avisynth_流れ

また、(この図を見たら分かると思いますが)AviSynthの編集結果をAviUtl・VirtualDubなどで更に編集する事も可能です。

簡単に一言でまとめると、「他の動画編集ソフトへの橋渡し的なソフト」と言えます。

AviSynthの特徴

主な特徴を列挙します。

  • 無料
  • 海外製
  • スクリプトでしか動かす事が出来ないので非常に取っ付きにくい
    • スクリプトで動画編集する必要がある為、直感で操作しにくい(「数値を弄る→動画編集ソフトに読み込ませる」という事を毎回やらないといけないので)
  • サポートしている色空間はYV12(YUV420)/YUY2/RGB24/RGB32
  • フィルタ・プラグインが非常に豊富
    • 例えば「シャープ化」「インターレース解除」など

何が出来る?

一般的な動画編集ソフトで出来るような事が一通り出来ます。

例えば、

  • インターレース解除
  • 動画のリサイズ
  • 動画のカット
  • 動画の回転・反転
  • 動画のアスペクト比変更
  • 複数動画の結合
  • 色調調整(明るさ・コントラスト・輝度等)
  • シャープ化
  • ノイズ除去
  • ・・etc

など。

使うメリット・デメリットは?

メリット

以下メリットです。

  • コマンドライン操作なので自動化に向いている
  • エンコ速度向上
    • 色変換の無駄処理削減
      • AviSynthでは、指定した色変換でそのまま読み込むことが可能
      • 例えばAviUtlでは、どのような動画も色空間をYC48(YUV444)として変換処理して扱うので、例えばYV12(YUV422)やRGBな動画を読み込んだ際には、無駄な色変換が生じる⇒速度が低下する
        ※具体的には、3時間とかある映画(地デジソース)なんかをエンコしたりすると、1時間くらい時間差が出たりする
    • マルチスレッド対応
      • マルチスレッド関数」なる関数があるので、殆どのフィルタをマルチスレッドで高速に処理する事が出来る
        ※AviUtlの場合は、「フィルタ毎に誰かがマルチスレッド化する」みたいな感じなので、マルチスレッド非対応のものが割と有る
  • AviUtl・VirtualDubで読み込めないファイルでも、AviSynth経由でなら読み込めたりする
    • 多種多様な動画の読み込みに対応している

デメリット

以下、デメリットです。

  • スクリプトで記述しなければならないので使い方がややこしい
    • 普通のスクリプト言語と違って、文法がめちゃくちゃだったりするので、覚えるのもかなり面倒くさい
  • AviUtlに読み込む場合は、拡張編集の機能を使えない
    • 読み込めるのはあくまで”AviUtl本体から”であって、”拡張編集から”ではない為
      kakutyou-yomikomi(参考:フィルタ順序
    • なので実質、「フィルターを掛けてエンコードするのみ」な人以外にはあまり使うメリットがない

どういう状況で使うのか

例えば、

  • 毎回同じような設定でエンコするのが分かりきってるような場合
    • 例えば、普通なら「インタレース解除」して「リサイズ」して「ノイズ除去」して~~などのフィルタ設定を、動画毎に設定しなければならないけど、AviSynthでスクリプトとして定義しておけば、そのよう作業を簡略化出来る
  • YUV422・YUV420などのソースな動画の場合
    • エンコ時間の短縮
  • AviSynthの高品質なフィルタが使いたい場合
    • 例えば「インタレ解除」「ノイズ除去」等

という場合に使います。

導入方法

ダウンロードとインストール方法についての紹介です。

  1. こちらのページよりAviSynthのインストーラーをダウンロードする
    screenshot_129
  2. インストーラーを立ち上げる
    screenshot_130
  3. (後は指示通り「次へ」「次へ」と進めていくだけです)
    screenshot_131screenshot_132screenshot_133screenshot_134

以上で導入は終了です。

簡単な使い方(動画を読み込ませて表示)

動画をAviSynthで読み込ませる簡単なサンプルスクリプトについて紹介します。

  1. Dドライブ直下に「test.mp4」というファイルを移動する(拡張子は任意のものでOK)
    screenshot_146
  2. メモ帳を開いて、以下のように記述する
    DirectShowSource("D:\test.mp4")
    Info()
  3. 適当な名前を付けて保存する(○○.avs)
  4. 保存した「○○.avs」を、AviUtl・VirtualDub等のメインウィンドウにドラッグ&ドロップする

これでAviSynth経由で、「test.mp4」というファイルが読み込まれます。
s-screenshot_145

「Info()」という関数を挿入したことで、AviSynthの動画の入力情報が左上に表示されます。
s-screenshot_144

使い方の流れとしてはこれが全てです。

  1. .avsファイルにスクリプトを書く
  2. AviUtl・VirtualDubにドラッグ&ドロップで読み込む

※なお、「DirectShowSource」という関数は、Directshowフィルタで動画を読む込む関数なので、パソコンにインストールしているDirectshowフィルタの数に左右されます。

なので、PC環境によって読み込めない動画が出てきます。

何でも読み込みたい場合は、ffdshow32bit版じゃないとダメなので注意)などのコーデックパック(Directshowフィルタ)を入れておきましょう。

AviSynth単体で簡潔させたい場合は、バッチファイル(.bat)から、x264などのエンコーダーに直接コマンドを投げればOKです。

その他

・Aji氏の「AviSynth Script エクスポート 」というプラグインを使用すれば、AviUtlの編集結果をAviSynthのスクリプトファイル(.avs)として出力する事が可能。

参考になるサイト

AviSynthの詳しい使い方などについては以下のサイトが非常に参考になります。

FrontPage – AviSynth.info

このページの情報は以上です。

次ページ:AviSynthの使い方と設定方法②(まだ書いてません)