AviUtlスクリプト製作者「さつき」氏が公開しているスクリプト集の「TA」効果についてのまとめです。
(TA:Text Animationだと思われます)
導入方法については以下記事を参考にしてください。
基本的にテキストのみ
TA系の効果が使用できるのは、基本的に「テキスト」オブジェクトだけで、
さらに「文字毎に個別オブジェクト」にチェックを付ける必要があります。
共通の項目
TA系の効果に共通する項目の解説。
拡大率
登場前・退場後の拡大率を指定できます。
0 | 1000 |
---|---|
登場順
文字の登場順を指定できます。
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
- 0=前から順番に登場
- 1=後ろから順番に登場
- 2=ランダムな順番で登場
- 3=ランダムな間隔で登場
- 4=内側の文字から登場
- 5=外側の文字から登場
@TA.anmの効果一覧
「@TA.anm」の効果一覧です。
TA標準登場
普通な登場・退場ができる効果です。
X軸回転、Y軸回転、Z軸回転
登場する際のX,Y,Z軸回転の角度をそれぞれ指定できます。
X軸回転 | Y軸回転 | Z軸回転 | 全部混ぜた例 |
---|---|---|---|
TA指定順で登場
「TA標準登場」の、「登場させる文字の順番を自由に指定する事ができるバージョン」です。
数値は、最初の2ケタが0文字目の順番、次の2ケタが1文字目の順番…という形。
例として、「7文字目→8文字目→5文字目→6文字目→3文字目→4文字目→1文字目→2文字目」という順番にする場合、
「順番(0-9文字目)」のテキストボックスの中に「08090607040502030001」と記入します。
※29文字以上の文字は指定できません。
その他の項目については「TA標準登場」と同じなので割愛。
TA分裂して登場
縦方向・横方向から分裂した状態で登場・退場する効果です。
横方向 | 縦方向 |
---|---|
TA字間移動で登場
字間を移動する効果です。
※AviUtlデフォルトのアニメーション効果「座標の拡大縮小(個別オブジェクト)」を駆使すれば同じようなことが出来ます。
TA位置調整
それぞれの文字のアンカーポイントをドラッグして、移動させる事ができる効果です。
こんな感じ↓で、散逸度を「100→0」に直線移動させれば、バラバラになった文字が1つに戻るみたいな表現が出来ます。
移動前 | 移動後 |
---|---|
TA位置(pos) 関数、TA登場(pos2)関数
これ単体を追加しただけでは何も効果がありませんが、「スクリプト制御」エフェクトを追加する事で効果を発揮します。
- TA位置(pos)関数:テキストの配置を一文字毎に指定する関数を定義
- TA登場(pos)関数:テキストの登場方法を一文字毎に指定する関数を定義
それぞれの使い方は、
- pos(index,X座標,Y座標[,Z座標,拡大率,不透明度,縦横比,X軸回転,Y軸回転,Z軸回転])
- pos2(index,登場順[,X座標,Y座標,Z座標,拡大率,不透明度,縦横比,X軸回転,Y軸回転,Z軸回転])
こんな感じで使います。
自分で登場方法などを自作したい場合に使うと良いです。
TA_ssdの効果一覧
TA_ssdフォルダに入っている効果一覧です。
TAテキスト配置(A)、TAテキスト配置(B)
テキストを一文字ずつドラッグして配置できる効果です。
TAテキスト配置(A)→TAテキスト配置(B)という順に適用して使用します。
1文字1文字の位置をドラッグで変更できたり↓、
再生とともに文字をランダムに移動させたり↓。
TAぽよよーんと登場
ぽよよーんと登場させる事ができる効果です。
ANM1にも同じように「ぽよよーんと登場」という効果があります。
TA移動軌跡
移動させる事で、文字をテロップみたいに流せる効果です。
字間・流れる速度とかも調整できます。
斜めテロップとかも簡単に作れます。(Z軸にも多分対応してます)
TA範囲指定で変化
赤い円の範囲で、任意のパラメータを変化させます。(アンカーポイントはトラックバーでも操作できます)
TA起き上がって登場
本家の「起き上がって登場」効果を、1文字1文字に適用できるようにしたようなバージョンです。
このページの情報は以上です。
コメント
TA字間移動の左から来て、右投に流れる作業が上手くいきません。色々試したのですが、お手本のgifのように右に流れて行きません。方法を教えて頂けないでしょうか?
初心者のもので初歩的な質問だと思うのですが
使用方法の「使用方法は、「アニメーション効果」エフェクト、「カスタムオブジェクト」を追加」とありますが追加方法をうかがってもよろしいでしょうか。よろしくお願いします。
「ランダム文字で登場」スクリプトですがアルファベットの場合、プロポーショナルだろうが文字が強制的に等幅になり、バランスが悪くなるのでそこは留意しておきましょう。
>> TA位置(pos) 関数、TA登場(pos)関数
正しくは「TA登場(pos2)関数」かと思われます。
ついでに「TAテキスト配置(A)、TAテキスト配置(B)」についての
説明も増えたらうれしいです。
「TAランダム文字で登場@TA」で退場させようとすると退場の途中でパッと消えてしまいます。
どうしたら最後まできれいに消せますか?
TAテキスト配置(A)、TAテキスト配置(B)を使ったら
使った文字に関わらず文字が さんぷる と、なり字体も変わってしまいます。
どうしたらちゃんと表示できますか