このページは、AviUtlの「スクリプト制御」についての紹介ページです。
「AviUtlでスクリプト制御をまったく使ったことがないよ~」という人を対象としています
スクリプト制御とは?
AviUtlの拡張編集プラグインでは、Luaというスクリプト言語を使って、図形や文字などの全ての「オブジェクト」をプログラミング的に操作する機能が備わっています。
この機能の事を「スクリプト制御」と呼びます。
プログラミングというと「難しそうだなぁ」と言う人が多いかもしれませんが、中学時代にC言語などをかじったことある人ならば、割と簡単に理解できますし、
プログラムをかじった事ない人でも、難しい処理はほとんどしないので理解できると思います。
どんな事ができる?
以下の3つのような事ができます
- 自作のエフェクトを作成し、新規にフィルターとして追加して使う事ができる
- 第三者に配布して使ってもらう事ができる
参考:外部スクリプトファイルを追加する方法
- 通常の操作(中間点など)ではできない、細かい制御が可能になる
参考:BPMとエフェクトを同期させる方法
スクリプト制御を使うにはどうしたらいい?
スクリプト制御を使用する方法は3つあります。
1.テキストオブジェクトに記入
「テキスト」オブジェクトのテキストボックスに直接記入することで、
スクリプト制御が使用できます。
▲テキストオブジェクトで、スクリプトを記入する際は、「<? ?>」で囲う必要があります。 ※ちなみに「mes」は文字を出力する関数です |
2.「スクリプト制御」エフェクトを追加する
「スクリプト制御」エフェクトを各オブジェクトに追加することで、
スクリプトが使用できるようになります。
▲スクリプトを直接記入します。(1.の方法と違って、<? ?>で囲う必要はありません) ※obj.effectはそのオブジェクトのフィルタ(エフェクト)を変更する関数です。 |
3.「スクリプト(カメラ制御)」を追加する
カメラ制御オブジェクトに限っては、
「スクリプト(カメラ制御)」というカメラ制御だけの「スクリプト制御」エフェクトを追加することで、スクリプトが使用できるようになります。
▲スクリプトを直接記入します。(1.の方法と違って、<? ?>で囲う必要はありません) |
このエフェクトでは、
普通のスクリプト制御のパラメータに加えて以下のパラメータが追加されます。
.x : カメラの座標X
.y : カメラの座標Y
.z : カメラの座標Z
.tx : カメラの目標座標X
.ty : カメラの目標座標Y
.tz : カメラの目標座標Z
.rz : カメラの傾き
.ux : カメラの上方向単位ベクトルX
.uy : カメラの上方向単位ベクトルY
.uz : カメラの上方向単位ベクトルZ
.d : カメラからスクリーンまでの距離(焦点距離)
スクリプトで参考になるサイト
スクリプトの詳しい使い方(変数の定義など)については、
以下のサイトが参考になります。
参考:AviUtlスクリプト Wiki(外部サイト)
このページの情報は以上です。
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