【AviUtl】動画のフレーム補間・フレーム水増しする方法

AviUtlで、

  • 「フレーム水増し」
  • 「フレーム補間」

をする方法について紹介します。

 

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フレーム水増しとは?

フレーム水増しとは、

(その名の通り)「フレームを水増しする事」を指します。(⇒フレームレートとは?

30fpsイメージ

例えば、「元々30fpsの動画を60fpsや120fpsにしたりする」などが該当します。

単純に既存のフレームをコピーする事によって水増しするだけなので、ファイル容量はほとんど増加しません。

ちなみに、こんな風に「既存のフレームをかさ増しする事」を「NULLフレームを追加する」と呼んだりします。

どういう用途に使う?

主に、「24fpsと30fpsが混合している30fpsな動画を120fpsまで水増しする(NULLフレームを追加する)事で、滑らかに再生しよう」みたいな用途で使用します。

NULLフレームで水増しする事で、

24fps部分 → 5倍に
30fps部分 → 4倍に

となるので、どちらも120fpsに変換されて、結果的になめらかに再生できるという仕組みです。

 

正直、「え?24fpsと30fps混合動画って見てて違和感とかあるの・・?」などという人からしたら、フレーム水増しは無駄な行為でしかありません。

もはや自己満足の世界です。

どうやって水増しする?

「拡張 AVI 出力プラグイン plus」という出力プラグインを使用すれば水増し出力できます。

以下、手順です。

  1. このページより「拡張 AVI 出力プラグイン plus」をダウンロードする
    • このページは文字コードを「EUC-JP」を変更にしないと文字化けするかもしれません(?)
  2. ファイルを展開する
  3. 展開したフォルダの中に入っているファイルを移動する
    • 「exaviplus.auo」と「vphelp.auf」をAviUtlの「plugins」フォルダに移動する
  4. ↓―――――――――――――――ここからAviUtlの操作―――――――――――――――↓
  5. 「ファイル」→「プラグイン出力」→「拡張 AVI 出力プラグイン plus」→「ビデオ圧縮」を開く
  6. 「出力フレームレート」の部分に水増ししたいフレームレートを指定する
    screenshot_6071
  7. エンコードする
    参考【AviUtl】動画をエンコード(圧縮)するやり方

 

「拡張 AVI 出力プラグイン plus」を導入後のフォルダ構成はこちら↓。

フォルダ構成
  AviUtl
  ├ script
   │ └ exaviplus.auo
  └ plugins
 vphelp.auf

フレーム補間とは?

フレーム補間とは、

フレーム前後の動きを予測して、その間のフレームを予測して生成する事を言います。

 

例えば、以下のように「○」が右に動く30fps動画を、フレーム補間を施して60fps化したとすると、

(1フレーム目)○-----

(2フレーム目)--○---

(3フレーム目)----○-

以下のように、本来存在しなかったフレームを予測して生成できます。(「恐らくこのフレームの前後はこういう動きになるであろう」という感じで予測して生成する)

(1フレーム目)○-----

(2フレーム目)-○----

(3フレーム目)--○---

(4フレーム目)---○--

(5フレーム目)----○-

(6フレーム目)-----○

つまり、結果的に動画が滑らかに動くようになります。

どういう用途に使う?

例えば、fpsなゲーム動画などで「もっと滑らかに動画を動かしたい!!」という時に使用します。

ただ、「フレーム水増し」と違って、フレームをコピーするだけではなくて「生成」しているのでファイル容量は極端に大きくなります。

正直、「フレーム補間」についても「自己満足の世界」と言えるかもしれませんが、

実際に30fps→60fpsでフレーム補間してみると、明らかに(誰から見ても)違いが分かるレベルなので、フレームの水増しと違ってやる意味はあります。

どうやってフレーム補間する?

AviUtlに「フレーム補間」する機能はありません

AviUtlでフレーム補間したいなら、AviSynth(MVTools)と組み合わせて使用する必要があります。

フレーム補間する流れをザックリ書くと、

  1. AviSynthでMVToolsを使用したフレーム補間する処理書いたファイル作る
  2. そのファイルをAviUtlにて読み込む
  3. AviUtlエンコードする

という流れになります。

詳しいやり方については以下のページなどを参考にしてみて下さい。

 

このページの情報は以上です。

コメント

  1. 匿名 より:

    vphelp.auf は 分かりませんが、 exaviplus.auo は script フォルダーではなく、 plugins フォルダーに入れるのではないでしょうか。

  2. 匿名 より:

    「exaviplus.auo」をAviUtlの「script」フォルダに移動する
    「vphelp.auf」をAviUtlの「plugins」フォルダに移動する
    この手順を行いましたが、エラーが出てしまい書き出しできませんでした。
    また、exaviplus.auoをpluginsフォルダに入れてみてもダメでした(´・ω・`)

  3. 匿名 より:

    フレームレート水増しの手順5なのですがビデオ圧縮を推してもAVI出力設定とは違う画面が出てきて設定出来ないのですがどうすればよろしいでしょうか

  4. 匿名 より:

    AviUtlの「script」フォルダ・「plugins」フォルダがありません。
    解凍に問題あったのでしょうか?それとも表示方法があるのでしょうか?

  5. するめイカ より:

    拡張 AVI 出力プラグイン plusへの
    リンク変わっているっぽいです。
    一応今のリンクでも飛べるんですけど。
    あと、文字化けっぽいのもありませんでした

  6. 匿名 より:

    exaviplus.auoはaviutl.exeと同じ場所に置かないと使えませんでした

  7. 匿名 より:

    初期設定のままフレームレートだけ120→60に設定して出力すると
    「ACMの初期化に失敗しました 以下の可能性が考えられます(以下略)」
    とでるのでスペックが低いとダメかもしれません。
    自分のスペックはi3 メモリ8GBで動画のファイルサイズは356kです。参考までに。

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