WindowsムービーメーカーとAviUtlの機能を比較してみた【どっちがおすすめ?】

私は普段「AviUtl」を使って動画編集をしているのですが、

あるきっかけからVista用の「Windowsムービーメーカー6」と7・8用の「Windows Live ムービーメーカー12」を触る機会が合ったので、AviUtlとの違いについてレビューしてみようと思います。

  • ムービーメーカーについては全くの無知の状態から、1時間ほど軽く調べつつ使ったレベル
  • AviUtlはこんなサイトを作ってるくらいなので機能的にも操作性的にもある程度理解しているレベル

ムービーメーカーかAviUtlかどっち使おうか迷ってる!」って人の参考になれば幸いです。

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Windowsムービーメーカーを使って感じた事

AviUtlに慣れているとWindowsムービーメーカーの操作も直感でなんとなく分かるのですが、「これは使い方が慣れたとしても機能的に貧弱すぎて使いづらいだろうな」と感じてしまうレベルで使いづらい上に機能が貧弱です。

正直、AviUtlを使い慣れた者からすると我慢なりませんでした。痒い所に手が届かない所か、掻く為の手が無いってレベルで不自由です。

と言ってももちろん良い所も有るので、1つ1つ紹介します。

 「Windows Live ムービーメーカー 2012」のUI  「Windows ムービーメーカー 6」のUI
windowsムービーメーカー12_ windowsムービーメーカー6_

良い所

まず良い所から。

動画についての知識が全く無くてもなんとなく操作出来る

動画についての必須知識とも言える「ビットレート」であったり「フレーム」であったり「fps」であったりと言う「動画単語」が全くメニュー内に有りません。

恐らく機能的に貧弱なのも、操作性が悪いのも動画について全く知識がないズブの素人でも扱えるようにしたせいなのでしょう。

その為、”本当にズブの素人”でも超簡単なレベルの動画編集なら直感で作れると思います。

でも、万人に扱えるソフトを目指したせいで、ちょっと動画編集に慣れてる人からすると不自由すぎて我慢ならないです。

キャプション機能がある

例えばこんなの↓(作ってみました)

こういうタイトルがオシャレな感じで登場するエフェクトみたいなのを「キャプション」機能といいます。

AviUtlではこの「キャプション機能」が有りません。

しかしAviUtlでも、自分で自作、もしくはネット上で誰かが作ったキャプションを「exo」「exa」ファイルとして追加すれば”キャプション機能”的なのをどんどん追加出来ます。

AviUtlでもちょっと頑張ればこういうの↓とか作れます

参考:ノイズエフェクトの使い方【フィルター】

Youtubeとかfacebookとかの各種SNSに直接動画をアップロード出来る

ムービーメーカーからアップロードするメリットがまるで感じられませんが、こういう機能が有るみたいです。

windowsムービーメーカー_動画アップロード

自分のナレーションをワンボタンで挿入出来る

これは素晴らしいですね。

ここの部分に自分の声で後付解説加えたいな」って思った時に、録音ボタンを押して喋って録音停止するだけで自分の声を簡単に挿入出来ます。録音を押すと同時に動画の再生も始まるので、動画を見ながら声を入れる事が出来ます。(録音形式は.wma)

ナレーション録音

AviUtlでは、別ソフトで声を録音してそれを挿入しなければなりません。

2016年2月18日追記:AviUtlでも録音出来るようになるプラグインが有志によって開発されました。(Aviutlプラグイン「簡易録音」

エンドロールとかのプリセットは素晴らしい

例えば以下の動画はAviUtlで作成したモノですが、こんな感じの「エンドロールしていく文字」っていうのをワンボタンで簡単に挿入出来ます。

AviUtlでは下から上までエンドロールさせる為に「改行スペース」を沢山打ち込んだりしないといけないので、そこらへんの機能はムービーメーカーの方が上だと思います。

良い所に関してはこれくらいしか見つけれませんでした。次に「不便だなぁ」と感じた点です。

不便な点

正直、不便な所を挙げるとキリが無いレベルでしたが、致命的だと思う点だけをピックアップします。

「タイムライン」機能が無い

Windowsムービーメーカー12の動画編集では、作業場所が「ストーリボード」のみで「タイムライン」機能は有りません。

本来「ストーリボード」というのは、動画のおおまかな流れを見る為のものなのですが、Windowsムービーメーカーでは何故かこれがメイン画面となっています。

その為、細かい動画編集には全然向いていません。(というか何故タイムライン機能を外したのか理解不能)

フレーム単位で移動出来ない

これも「タイムライン」機能が無いが為の欠陥です。フレーム単位で現在位置(バー)を動かせない為、正確な位置から文字を登場させたりするのが出来ません。(秒数単位では指定出来ますが、それでは精度がかなり落ちる)

また、画像なり動画なりの開始時間を変更する為には、わざわざ時間をキーボード入力する必要が有るらしく、面倒くさすぎました。

開始時間

出力形式がmp4(H264)とwmvしかない(6に至ってはwmvしか無い)

mp4(H264)が対応してるので全然問題有りませんが、AviUtlに比べるとどうしても劣ります。

AviUtlでは、出力出来ないファイル形式はほぼ有りません。(gif形式でも出力出来たりします

ファイルを読み込むのがやたら遅い

「4分ちょいの30fpsHD解像度の動画」をいくつか読み込んだのですが、何個か読み込むのにすごい時間が掛かるファイルが有りました。

Windows純正のデコーダーが悪いのか、ムービーメーカーが悪いのか、私の環境が悪いのか分かりませんが、そう感じました。。

「レイヤー」が1つしか無い

これが一番の致命傷。レイヤーが1つしか無い事で出来る事が大幅に少なくなります。具体例を挙げると以下の様な事です。(ほんの一例です)

例①:1画面に2つ以上の動画を流せない

以下のような感じで複数の動画を1つ画面に表示させたりする事が出来ません。

例②:音声を1つまでしか合成出来ない

例えば「動画の音声+追加した音源」のような形しか出来ません。

AviUtlでは「動画①の音声+追加した音源①+追加した音源②+動画②の音声+追加した音源③」のような感じでいくらでも音声を追加する事が出来ます。

例③:動画に画像を合成したり出来ない

動画内に画像を差し込む事が出来ません。

例④:字幕(テロップ)を1つしか入れれない

字幕(テロップ)は1つしか差し込む事が出来ません。2つ以上はムリです。

インターフェイスが分かりづらい

これは個人的な感想ですが、インターフェースが分かりづらいです。何処に何があるのか全然覚えられない。タブ式に変更する必要が有ったのでしょうか。

というか上のタブで操作する感じがどうにも動画編集と合ってない気がします。(excelとwordを使う分にはすごい便利だと思うのですが)

エンコードの細かい設定が出来ない

エンコードソフトとしては圧倒的にAviUtlが上です。というか比較するのすらおこがましいです。

ムービーメーカーでは「解像度」「fps」「ビットーレート」くらいしか指定する事が出来ません。

インターレース保持設定など、細かい設定も何1つ出来ません。

読み込んだ素材のアスペクト比率を変更出来ない

これも致命的。出力する動画ファイルの解像度は指定出来ますが、読み込んだ動画ファイルのアスペクト比は変更出来ません。

プレビュー画面でも比率を変更したり出来ないので、出力してみるまでどんな感じに仕上がるか分かりません。

また、動画素材の「トリミング」も出来ないので、素材に黒帯部分などがあっても削除出来ません。

ムービーメーカー自体の動作が重い

ムービーメーカー6などに比べれば12は大分軽くなったようですが、AviUtlにはかなり劣ります。

ただ、他の有料動画編集ソフトに比べれば軽い方です。AviUtlが軽すぎるだけでしょう。

AviUtlの優れている点

私が優れていると思う点を列挙します。

  • 上記のムービメーカーの「不便な点」を全て克服している
  • 「カメラ制御」を使って3D的な動画編集も出来る
  • ゆっくりMovieMaker」「MikuMikuDance」「AviSynth」「NIVE」などの有名ソフトと連携が取れたりする
  • 欲しい機能があればネットで探せば大体見つかる(最悪自分で作れる)
  • 「画像処理ソフト」として使用しても申し分無いレベルのエフェクトの種類(しかも別途追加出来る)
  • 「エンコードソフト」として使用しても申し分ないレベルのフィルタの種類・クオリティ(しかも別途追加出来る)
  • アイデア次第でどんなエフェクト効果も自作できる(その設定を公開・配布すれば誰でも使えるようになる)

素晴らしいの一言ですね。

AviUtlはやっぱりすごい

ムービーメーカーを使用してみて改めて思いました。やっぱりAviUtlはすごい使いやすいです。

これが個人開発のソフトってのが驚きです。

有志が開発したプラグインによってかなり助けられている面は有りますが、大元の拡張編集機能などは1人で開発されたみたいなので本当に素晴らしいの一言に尽きます。

s-AviUtl_UI

逆に多機能すぎて初心者から見ればハードルが高い風に見えるかもしれませんが、1つ1つ見てみれば難しい事は殆ど有りません。

痒い所に全て手が届くレベルで素晴らしいフリーソフトなので、「動画編集を極めたい!」って人はAviUtlを入門として使用してみては如何でしょうか。

※「それでもWindowsムービーメーカーを使いたい!」って人は以下のサイトを参考にしてみて下さい。(宣伝)

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